□ 正規のソフトウェアのアップデートで、不正なプログラムが実行される事案について | セキュリティ情報 | 株式会社ラック

Androidユーザーを狙ったワンクリック詐欺アプリが、公式マーケットの「Google Play」で多数公開される状況になった。(中略)
シマンテックによると、これまでに50以上の開発元が200種以上の詐欺アプリを公開した。マカフィーでは少なくとも80種のアプリケーションが存在し、Googleへこれらの開発者の調査とアプリの取り下げを依頼したという。
ここで最も注目すべき点は、ウイルス対策アプリがどの権限で実行されるのか――である。市販ソフト全てを実際に調査するにはあまりにも数が多すぎるので断念したが、調査したウイルス対策アプリは全て「一般権限」で動いていた。
これらの7つのアンチウイルスソフトをテストしたところ、6つはウイルス検出率が10%以下でした。また、残る1つであるZonerの検出率も32%にとどまりました。Androidマーケットで何か適当なアンチウイルスソフトを入れたところで、9割方ろくなソフトではない、という状態なわけです。
(中略)
今度は無料アンチウイルスソフトに対する検査方法を改め、1つ1つマルウェアをインストールしていくことにしました。すると、Zonerは既知のマルウェアのうち2割を通してしまったものの8割をブロックすることができました。しかし、他のソフトはやはり何も検出することができませんでした。