どちらもペジェ曲線を強制的にピクセル単位で吸着させる機能ですが、Webデザイナーとしては非常に嬉しい機能でした。
でもグラフィックデザイナーもやっているWebデザイナーにとっては結構ウザい機能となってしまっているようです。
つまり、こんなことが起こってしまいます。
Web用に作ったマップを印刷物でも流用しようと印刷物にコピー&ペーストして拡大したら枠罫線やJR線等が変な表示になったしまった。
で、これを解決するのに結構とまどってしまったのでメモしておきます。
その前に、なぜ、こういった状況が起こってしまうのかを説明しておきます。
なお、自分が実際使っているのは「Illustrator CS6」です。
最近のIllustrator(イラストレータ)は、新規ファイルを開くときに、「Web」か「プリント」か選択できる機能があります。
CS5以上では、ここで「Web」を選択すると、以前記事にした「ピクセルにスナップ」に該当する「ピクセルグリッドに整合」がディフォルトでアクティブになります。
つまり、この状態で作ったデータは全て「ピクセルグリッドに整合」されたデータとなるのです。
ちなみに「ピクセルグリッドに整合」されているデータは1ピクセル単位でしか動かしたり拡大したりすることができないため、ちょっとだけずらすということができません。
マウスオーバーでちょっとだけずらすとどうなるかがわかります。
この状態で作られたデータ(イラストやマップ)を、コピー&ペースト等を使って印刷物で流用、
拡大や移動等を行うと前述のような表示になってしまうのです。
さて、それではこのデータを印刷物でも普通に拡大、縮小できるようにするにはどうしたらいいでしょうか?
分かってみれば非常に簡単でした。
これ、拡大縮小でも同様です。
ちなみに、こんなに簡単ながらも非常に時間がかかってしまった理由は仕様変更にあります。
以前(CS5?)は「環境設定」、もっと以前(CS4)は「表示」メニューから「ピクセルにスナップ」を選ぶことで可能となっていたこの機能がCS6から「変形」パネルのチェック項目になっていたという。。
ちなみに、こんなに簡単ながらも非常に時間がかかってしまった理由は仕様変更にあります。
以前(CS5?)は「環境設定」、もっと以前(CS4)は「表示」メニューから「ピクセルにスナップ」を選ぶことで可能となっていたこの機能がCS6から「変形」パネルのチェック項目になっていたという。。
まあ、時代はWebだから仕方ないのかもしれないですが、その分、覚えなきゃいけないことが増えるなんて理不尽。
とはいえ、今後はますます多様化しているのでしょうね。