いつもどおり当然原作は読んでいないし、、前情報も湊かなえさん原作で井上真央さん主演のサスペンス作品であるくらいしか知らないといった状況での鑑賞。
いい作品ってのは前情報全くなくても楽しめる、いや、無いほうがある意味楽しめるんじゃないかなぁ。。
ということで、これは期待通りの作品でした。
■ 映画『白ゆき姫殺人事件』オフィシャルサイト 2014年3月29日公開!
まず最初にツイッターのツイートから映画が始まったのにはびっくりしました。
原作読んでたら予測できたのかもしれないけど、ネットワーカーでブロガーの自分にとっては「おっ!」 と思わせるのには十分でしたね。
で、テレビ局に場面は移り変わります。
主演は犯人と思わしき「井上真央」さん演じる地味な女性「城野美姫」ですが、
キーマンはもちろんこの男性、「綾野剛」さん演じるパッとしない映像ディレクター「赤星雄治」。
ツイッターでラーメン店情報ばかりつぶやいている彼のもとに、
大学時代の同級生「蓮佛美沙子」さん演じる「狩野里沙子」から電話がかかってきます。
電話の内容はオープニングのツイートでも噂になっていた殺人事件の被害者を知っているというものでした。
被害者、「菜々緒」さん演じる「三木典子」は里沙子の会社の先輩だったのです。
しかも、事件以来、会社に来ていないという果てしなく犯人に近い同僚「城野美姫」の情報まで知った赤星は、
スクープ欲しさに事件の解明に動き始めます。
といったストーリー。
電話を聞きながらその内容をリアルタイムにツイートするなんていうのはまさに「今」でないとありえないわけで、
そういったところに新しさを感じながらもメディアが複雑に絡み合っていく様相に期待を心ふくらませるプロローグでした。
にしても、最初、狩野里沙子が出てきたときは、あれ?どっかで見た女優だけど誰だっけ?
と、思わせるほどに、蓮佛美沙子さん化けてましたね。
井上真央さんも地味さをうまく醸し出していましたけど、蓮佛美沙子さんホントいい演技しますよねぇ。。
この映画を見ていて面白かったのは、ツイッターのタイムラインやテレビのワイドショーがそのまま映画のスクリーンで見れること。
さすがにツイッターのタイムラインに関してはモニター画面そのままというわけには行きませんでしたが、
ワイドショーに関してはそのまま映画のスクリーンがテレビのモニターになってました。
司会者が生瀬勝久さんってのもなるほど、いい配役だと思います。
原作ではどういった表現方法を使っているのかがきになりましたが、映像にした時に、何度も同じシーンが別の視点で再現されるのはちょっと「桐島、部活やめるってよ」にも似てる感じがしました。
というわけで、ここまで語れば分かるように、ただのミステリーじゃないんです。
マスコミとインターネット(ツイッター)とそしてリアルとが絡みあった複雑怪奇なミステリー。
事件自体は単純な殺人事件なんですけどねぇ。。
ちなみに、映画に使われているツイッターアカウントは実際存在しています。
もちろん、映画用に作ったアカウントみたいですが。
□ RED_STAR (RED_STAR_07)さんはTwitterを使っています
他の絡んでくるアカウントや映画上に出てくるツイートなども全て再現されているみたいです。
何はともあれおススメ。
特に、ツイッターをやっている人は是非、観てみて下さい。
この日のツイート(抜粋)
- 「白雪姫殺人事件」見にきた。「告白」面白かったので期待。 (@ イオンシネマ 熊谷 - @ac_kumagaya) 4sq.com/1mHRUWW posted at 21:06:09
- 「雪」は平仮名だったようだ。 flic.kr/p/mKJax8 posted at 21:15:03
- 消費税増税で映画100円づつ高くなってるね。 posted at 21:16:35
- 考えてみたら久しぶりの映画かもしれん。 posted at 21:22:36
- 「白ゆき姫殺人事件」おもろかった。ネットもマスコミも勝手だよね。やっぱリアルに勝るものはない。最後の窓越しのやり取り、涙出たよ。 posted at 23:56:47
- マスコミに動かされるネットとネットに動かされるマスコミ。そして、それを動かしているのは。。。 posted at 23:58:08
- この映画見て改めて蓮佛美沙子さん いいなぁと思った。前から好きだったけとね。 posted at 00:00:29
- ちなみにここで言っているネットってのはツイッターのことです。 posted at 00:15:14
- よし! 明日はこの勢いで「凶悪」かりてこよ。 posted at 00:25:16
- 終了間近のイオンシネマ熊谷 flic.kr/p/mL38ZV posted at 00:47:31