「iOS 7」とそれ以前のiOSとで通信速度が違うと言うお話。
ツイッターなどでちょくちょく目にするのですがどうも、iOS 7を使っている人の多くが通信速度が上がっている様に感じているようです。
でも、通常、通信速度は通信インフラ依存なのでどうしてなんだろうか不思議だったのですが、以下の記事を読んでなるほどそういうことなのかと腑に落ちました。
□ iOS 7は3G・4G通信とWi-Fiなどを同時使用して回線速度を安定させる「MPTCP(マルチパスTCP)」に対応していることが判明 - GIGAZINE
Screen Interaction - iOS7 / Janitors
どんなことか簡単に説明すると。
今まで
Wi-Fi→→→Wi-Fi (切断) 3G→→→3G (切断) LTE→→→LTE
という感じで、Wi-Fiでつないでいる間はWi-Fiでしか通信ができず、Wi-Fiの電波が届かなくなると一度切断、その後3GなりLTEなりで繋いでインターネット接続を再開するというのが普通だったのですが、「MPTCP(マルチパスTCP)」になると
Wi-Fi→→→Wi-Fi (切断) Wi-Fi→→→→→→→→→→→→Wi-Fi
3G→→→→→→→→→→→→→→→3G (切断) LTE→→→LTE
とこんな感じでWi-Fiと3G(またはLTE)との通信を同時に行うことができるようになるのです。つまり、Wi-Fiの電波が届かなくなっても3Gがつながっているので切断されない。3G→→→→→→→→→→→→→→→3G (切断) LTE→→→LTE
かつ、Wi-Fiと3Gとで同時に通信することで回線速度も早くなるのではないかと推測。
もし本当にそうであればこれはすごい技術だと思うのですがどうでしょう?
そういえば、docomo(ドコモ)だったか1台のケータイに2回線分の契約をすることで、2つの番号が持てるというサービスがありましたが、これと上記「MPTCP(マルチパスTCP)」の技術を活用すると考え様によっては青天井で回線速度をあげることが可能なんじゃないか?なんて風にも思ったりしますがまあ、それは無理でしょう。