これは、日本のFeliCa同様の機能を持つもので、これが搭載されればiPhoneでもおサイフケータイが可能になったかもしれなかったのです。
だもんで、おサイフケータイは半ば諦めていたのですが、「iPhone 5s」に搭載される「iOS7」の方に、近距離無線通信の可能な「iBeacon」なる機能が付くというニュースが入ってきました。
□ iOS7の隠れキラーコンテンツとなる近距離無線通信「iBeacon」とは? - GIGAZINE
これはひょっとしたらNFCの代わりになるのではないか?
ということで、iPhoneでおサイフケータイが可能になるかもと色めきだったわけですが、
紹介記事ではおサイフケータイとしての使い方はされていませんでした。
なんていうのかな?
クーポンは出てきましたけど。。
でも、ぶっちゃけ無理じゃないと思うんですけど。
ただ、気になる部分もありまして。。
Beaconは、NFCよりもデータ転送可能な範囲が広いという利点があります。NFCは近接のみ使用可能で、理論値は20cm以内で使用可能ですが現実には使用可能な範囲は4cm未満です。これに対してBeaconは理論値で50m、推奨値で10mと広範囲にデータの転送が可能です。まずはこちらです。
Beaconの転送可能な範囲がおサイフケータイに適応するには広すぎます。
同じフロアにいた別の人のおサイフケータイに反応してしまった日にはちょっと困ってしまいますよね。
この辺りは何とか出来るのでしょうか? 指紋認証と組み合わせる?
それともう一つ、
NFCを利用するにはモバイル端末にそれぞれNFCチップが搭載されている必要がありますが、BeaconセンサーはBluetoothを利用してデータの送受信を行うため、モバイル端末にBluetooth機能(正確にはBLE)が搭載されていればBeaconに対応OKというハードルの低さも優位なところといったところ。
チップが必要ないということで個別判定をどこで行うのかが疑問なんですよね。
セキュリティ上甘くなりそうな気が。。
ただ、普通のBluetoothではなく、「BLE」ってのだそうなのでその辺りに解決のヒントが隠されているんじゃないかなんてふうにも感じています。
まあ、一度諦めているので、あまり期待はしていませんが、ひょっとしたらひょっとして「iPhone 5s」がおサイフケータイに対応するかもしれないなんて淡い期待を抱きつつ、様子を見て行きたいと思います。
当然、「iPhone 5s」がおサイフケータイに対応したら再びiPhoneユーザー返り咲き、間違いないですね。