学校でビジネスマナーなんてのも補足として教える立場になってしまった関係上、この辺りは抑えておいて欲しいところ。
実は、結構使っちゃっている使っちゃいけないビジネス敬語もぶっちゃけありました。

□ 【重要】 「すみません」 「了解しました」 「ご確認ください」 絶対に使ってはいけないビジネス敬語 : 【2ch】コピペ情報局


それではまずは一気に紹介しちゃいましょう。
■対、社内編
1.【×すみません→○申し訳ありません・恐れ入りますが】
お詫びや頼みごとをする時に「すみません」の一言では気持ちは伝わりません。

2.【×了解しました→○かしこまりました】
職場で上司に使うことが多い言葉ですが、これは間違った敬語です。

3.【×ご苦労様です→○お疲れ様です】
これは目下にあたる人をねぎらう言葉です。くれぐれも注意しましょう。

4.【×おっしゃられました→○おっしゃいました】
おっしゃられるは「おっしゃる」と「られる」の二重敬語になります。

5.【×宜しかったでしょうか→○宜しいでしょうか】
自分の考えを押し付けるような言い方は、相手に不快感を与えかねません。

6.【×課長、この件どうしましょうか→○課長、この件はいかがいたしましょうか】
「どうしましょうか」は目上に対する尊敬語や自分をへりくだる謙譲語も含まれていません。

7.【×私の説明がお分かりになりますか→○私の説明でお分かり頂けましたでしょうか】
「お分かりになりますか」は、相手に高圧的な印象を与えます。

■対、社外編
8.【×いつもお世話様です→○いつもお世話になっております】
「お世話様」は取引先の相手に使うと失礼になります。

9.【×弊社の担当者にお伝えします→○弊社の担当者に申し伝えます】
伝えるのは自分の動作なので、「お」を付けるのは間違いです。

10.【×A社のB課長が参られています→○A社のB課長がお見えです】
「参る」は謙譲語なので、自分に対して使う言葉です。

11.【×お休みを頂いております→○休みを取っております】
休みを与えているのは自社ですので、取引先等の社外へ休みを伝える時は自社に対しての敬語は使いません。

12.【×お客様をお連れしました→○お客様をご案内致しました・お見えになりました】
お連れするの「お」は上司に対してへりくだる意味を表しています。これは、お客様に対して尊敬語も謙譲語も使われていないことになります。

■番外編
13.【×とんでもございません→○とんでもないことです】
とんでもないが1つの言葉なので、「ない」を「ございません」には置き換えられません。

14.【×A様でございます→○A様でいらっしゃいます】
ございますは「ある」の丁寧語であり、尊敬語ではありません。

15.【×了解しました→○かしこまりました・承知いたしました】
「了解」は敬意の無いフランクな表現になります。

16.【×伺わせて頂きます→◯伺います】
「伺う」と「頂く」で二重敬語になります。

17.【×確認をお願いします→◯ご査収ください】
「ご査収」は、より丁寧な言葉遣いです。
この中で意識的に正しい方を使っていたのは、「3.」の「ご苦労様」と「お疲れ様」の使い分け、及び「17.」の「ご査収ください」のみ。
それ以外は正しい方も正しくない方も状況に応じて使っていた感じですね。

特に、社内編の 「1.すみません」「2.了解しました」「6.どうしましょうか?」なんてのは当然のごとく使っています。
そもそも、個人的には社内の敬語ってのはかえって生産性を落としかねないので反対なんですが、
それでも 「4.おっしゃられました」とか「5.宜しかったでしょうか」などというおかしな敬語はなるべく使わないように心がけています。

でも実際は使っちゃってるんですよねこれが。
で、そういうのを使わないようにするために特に使っちゃいけない表現だけピックアップしました。

□ 二重敬語
「4.おっしゃられました」「16.伺わせていただく」

□ なんでも「お」をつければいいってもんじゃない
「9.弊社の担当者にお伝えします」「12.お客様をお連れしました」

□ 尊敬語と謙譲語の使い分けができていない
「10.A社のB課長が参られています」「11.お休みを頂いております」「14.A様でございます」

こんなところでしょうか。

ちゃんとした敬語であっても高圧的であるとか押し付けであるとかはダメともありますが、
この辺りは人間性だったりもすると思うので、文法的に間違えないよう心がけておけば一先ずいいのかなぁと感じます。

にしても、日本語難しいですな。
当ブログでもちょくちょくわけのわからん日本語使うことありますが、温かい目で見守っていてください。