ずいぶん昔の話題なのですが何かの拍子に出てきたので。
こんなグラフがシェアされていました。


このグラフを見ると単純にポルノ規制をすると性犯罪が増えるかのように見えます。
果たしてこの傾向は真実なのでしょうか?

上記グラフの出処を探っていると、以下のサイトが見つかりました。

□ 児童ポルノ法の改正案が国会に提出 <規制で逆に児童が危険にさらされる恐れ> 2013.5.29 - SKY NOTE
この統計は、法律が厳しくなったから検挙数が増えたからでは?という話が来ると思うが、これは、検挙数の統計ではなく、認知件数と言って、被害届が出された数なので、捕まった数ではなく、性犯罪者の増加を意味している。
当初は自分も法律が厳しくなったから検挙数が増えてるだけじゃあ?なんて思っていましたが検挙数ではなく被害届の出された数だそうです。

つまり、
仮想媒体を規制をすればするほど、本物の少女に向かって性欲が向かっている
という事実が見て取れます。
ではなぜそうなってしまうのか?

過去に性犯罪っていうのは再犯率が高いというのを聞いたことがあります。
その理由の一つに性犯罪というのは本能から起こしている犯罪だからというのがあったと思います。
よく、人の三大欲求として食欲、睡眠欲、性欲があげられることが多いですが、
食べないと死にますし、寝なくても死ぬ、そんな欲求と並べて言われるくらい性欲というのは抑えきれない衝動なわけです。

今まではその欲求を紙媒体やビデオなどが処理してくれていたんですね。
そこを禁止してしまったら当然、対象がリアルに向かざるをえないわけです。
なんとも論理的な理由ですね。

さらに以下のサイトでは詳しく分析しています。
http://homepage3.nifty.com/hirorin/loli03.htm
「さて、90年代以降はどうなっていますか?」
――97年頃から、被害者がまた増えてますね。ピークは2003年頃です。
「99年に児童ポルノ法が施行されて、店頭から少女ヌード写真集が姿を消しました」
――ええっ!? じゃあ、少女ヌード写真集の出版と少女の強姦の件数は反比例してる!?

あなたの知らない児童ポルノの真実 via kwout

日本に少女ヌード写真集が出現したのが60年代末とのことでそれ以降強姦被害者数は順調に減ってきていたのですが、89年に起きた「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」をきっかけに規制が厳しくなり、
1999年に「青少年保護育成条例(児童ポルノ禁止法)」が交付されてから再び増加に転じています。

こうなってくるとますます、ポルノの規制は性犯罪を増やしているということになりますよね。
実際は平成9年以降犯罪認知件数自体が増加しているということも影響していて、そのことにも触れた上で筆者は以下のように結論づけてます。
確かに言えるのは、これらの統計からは、少女のヌード画像が性犯罪を誘発するなどという結論は決して導けない、ということです。もしそうなら、70〜80年代の性犯罪は激増してなきゃおかしい。また、99年に児童ポルノ法が制定されたことによって、子供を狙った性犯罪が減らなきゃおかしい。
つまり、性犯罪が増えるとまでは言わなくても抑制にはなっていないということは間違いないとのこと。

まさかこういった情報を政府の方たちが知らないということもないでしょうから、
「児童ポルノ禁止法」に関しては性犯罪を減らす以外のなんらかの別の理由があるんでしょうね。  

■ 今日のまとめ ■ 
児童ポルノ禁止法は性犯罪を減らすのが目的の法律ではないようだ。