この前は、株の暴落なんてのもありましたが、概ね評価されているようです。
で、そんなアベノミクスが我々末端労働者及び地方の末端企業に対してどういった影響を与えているのかを、自分の身の回りから判断していこうと思います。
あくまでも、自分の身の回りだけの出来事かもしれませんので、あまり声を大にしては言えませんが。。
地方の中小企業は瀕死状態
まず、末端企業ということで、僕が前にいた地方の中規模印刷会社における状況をお伝えしようと思います。あくまでも、人から聞いた話。
まず、自分がやめた時の状況ですが、その時の記事を読んでもらえれば分かるようにかなりやばい状態だったようです。
自分がやめてすぐの給与が棚上げになっていてそれは未だに支払われていない様子。
ただしその時はまだ民主党政権。
その後、第二次安倍内閣が発足したのとほぼ同時期に経営権が若い層に移り、定年以後も働いている人を中心に20人以上もの(中規模とはいえ200人規模の会社です)人を退職させ、なんとか持ち直してきた模様。
実際、働いている人にも聞いてみたのですが持ち直しているのは本当だそうで、とはいえ、企業努力の賜物、けっしてアベノミクスの影響ではありません。
なお、ここで暴露しちゃいますが退職金は当分(今年中は無理っぽい)出せないと連絡もらいました。
さて、労働基準監督署行ってくるかな。
訓練校の就職率が落ちている
生徒さんもこのブログを読んでいるのでこういった言い方はあまりしたくないのですが、まさに末端労働者、いや、末端労働者にもなれていないのが訓練校の生徒さんたちです。
中には末端労働者としてアルバイトをしながらそこから脱するために頑張っている生徒さんもいます。
ちなみに求職者支援制度に則り職業訓練校は運営されていますが、この求職者支援制度は生活保護に続く第二のセーフティーネットと言われているそうです。
そんな訓練校ですが以前までは就職率100%をうたっていたのですがこのところ100%どころか頑張って7割といった状況だそうです。
つまり、アベノミクスでは今のところ雇用は全く増えていないということになります。
お金だけ動かしても人の動きがないのでは意味ないのではないかと思うのですが。。
ただこれはIT業界のみなのかもしれませんね。
先日、講習を受けに行ったときにお話した介護系の訓練校は就職率が98%。
「他は100%なんだけどなかなかいかないのよね。」と嘆いていました。
個人商店も軒並み閉店
埼玉県北の地元に目を向けると、先日、お祭りの寄付金を集めに回ったのですが、なかなかみんな大変みたいです。新しく頂けたところもありましたが軒並み減額。
街の中心街も大手の息のかかったところばかり生き残り、個人商店は軒並み閉店。
先日も一軒、いいお店が閉店となってしまいました。
当然、個人所得なんて増えてません
最後に個人的な話。まあ、タイミング的に自分、そしてかみさんと正社員を辞めてしまったということもあるのでしょうが、当然所得なんて増えていません。
むしろ、減ってしまってますね。それもおそらく半分くらいw。
つまり、お金を増やしたところで下まで降りてきていない状態のようです。
とは言えまだ半年しかたっていないので、この地点で判断を下すのは早急かもしれませんが。。
結論を言うと、アベノミクスは今のところ末端労働者、末端企業にはなんら影響を与えていません。
むしろ、状況が悪くなっているかのように見えます。
実は、アベノミクスが始まってからもうひとつ変わったなぁと感じていることがあります。
それは駅前のホームレスらしき人たちが増えてきたこと。
そう考えると、叩かれまくってしまった民主党ですが最小不幸社会というのはそれなりに形になっていたのかなぁとも感じます。
「アベノミクス」。なんなんでしょうね?
言葉だけが独り歩きしてしまい、市場を荒らして去っていく悪魔なのか?
もしくは、新たな価値観を生み出す天使なのか?
そんなふうに見ていくと「アベノミクス」はひょっとしたらたんなる「幻想」にすぎないのかもなんて思えてきたりも。
いずれにしても現段階で判断するのは早急、もうちょっと見てみないとわからないでしょう。
最後に、悪いところばかりじゃなく、いいところも書いておきます。
Adsense収入増えました。おそらく、円安の影響だと思います。
これからなんでしょうね。期待して待っています。
株価が上がったのは、海外投資家が実情の無いアベノミクス人気を利用してマネーゲームに興じたため
円安になったのは、アメリカの景気が上向き傾向でドル高になっているため
今更日本一国がちょっとした金融政策しただけじゃ、影響なんて与えられんです
円安で喜んでるのは自動車産業みたいな大手輸出企業くらいのもんで、それでさえ一時的なものに過ぎない&実際に物がたくさん売れてるわけでも人が動いてるわけでもないときてる