「これウザい!」となってしまわないように、以下の設定を気をつけましょう。
ちなみにDTPアプリケーションのIllustrator(イラストレータ)でいうアピアランスとは、
袋文字や国鉄の地図表記など、普通は1本のパス(線のデータ)では作れない表現を可能とした賢いヤツ。
アピアランスが使えるようになる前は同じパスをいくつも重ねて表現していたのですがそれがひとつのパスでできるようになりました。
詳しくはこの辺りを参考に。
□ アピアランス属性の使用方法 (Illustrator CS6)
そんな便利なアピアランスなのですが、一つのパスにアピアランスを加えていくたびに、新しいパスを書いた際、
それにも事前に設定したのと同じアピアランスが適応されてしまうという現象に悩まされていました。
つまり、アピアランスは適応させたくない新しいパスを書き足すたびに、事前に設定したアピアランスを削除しなければならなかったのです。
ときには便利さよりもそれを削除しなければならない不便さ、ウザさの方が勝り、使っていなかったこともあります。

テキストであれば問題ないのですがパスに(アウトライン化)すると起きてしまう現象。
ただそれがこれだけの設定で解決してしまいます。

アピアランスパネルを開いて右上アピアランスメニューを表示し、
「新規アートに基本アピアランスを適用」にチェックを入れる。
これのチェックが外れていると、新しいパスに直前作ったアピアランスが適応されるようになってしまいます。
ここにチェックを入れておけば、新しいパスに基本アピアランス(つまり、線と塗りだけが適応されているアピアランス)が適応されるため、いちいち余計なアピアランスを消さなくても良くなるのです。
ネットで調べたらこの設定がわからず再起動している人もいました。
機能が豊富になって便利になっていくのはいいですが、どうしてもこういった副作用的なものも生まれてきます。
で、得てしてそういった副作用はあまり表には出さない。
だからこそ、こうしてブログのネタにもなるんですけどね。