なんと、モザイクで隠された読めない文字を解読する方法なる記事がありました。
この技術を使えばあんな映像やこんな映像のモザイクも取ることができるかもしれません。

□ 「モザイクで隠された読めない文字」を復元・解読する方法!? | 雑学界の権威・平林純の考える科学


さて、その方法ですがなんとも地道です。

まずは前提として一文字をモザイク化していないとダメです。
こんな感じですね。
この地点でかなり限定されちゃいます。
あんな映像やこんな映像のモザイクを取ることは残念ながらNGということになってしまいました。

で、どんなことをするかというと、モザイクの濃度により文字を予測するということをしています。
具体的には、モザイク部のピクセル数と前後の文字の大きさから画素値なるものを出し、
その画素値にあう文字を候補としてピックアップ。どんな文章か推測するという方法を使っています。

ということでそれぞれ
画素値195になる可能性のある文字(一文字目)
“店”, “目”, “法”, “所”, “決”, “材”, “求”, “町”, “及”, “治”, “昨”, “辺”, “況”, “完”, “走”, “充”, “攻”, “血”, “豆”, “河”, “渋”, “巨”, “封”, “祈”, “尚”, “荘”, “皿”, “忠”, “仰”, “劣”, “灰”, “炉”, “洪”, “朱”, “忌”, “且”, “抄”, “弔”, “拉”
画素値196になる可能性のある文字(二文字目)
“学”, “当”, “全”, “切”, “状”, “告”, “足”, “歩”, “休”, “伝”, “宅”, “谷”, “史”, “児”, “百”, “列”, “包”, “旧”, “耳”, “旬”, “乱”, “祉”, “杉”, “卓”, “往”, “芳”, “克”, “兆”, “矛”, “瓦”, “冶”
画素値217になる可能性のある文字(三文字目)
“小”, “士”, “に”, “ル”, “よ”, “ど”, “ジ”, “サ”, “オ”, “ゴ”
画素値205になる可能性のある文字(四文字目)
“行”, “今”, “文”, “化”, “予”, “公”, “主”, “北”, “守”, “又”, “礼”, “忙”, “仏”, “巧”, “孔”, “な”, “る”, “ま”, “を”, “が”, “ボ”
画素値230になる可能性のある文字(五文字目)
“く”, “へ”, “ェ”, “ヘ”, “ヶ”, “ゥ”
となり、
後半の三文字は「に行く」だろうと推測。
「行く」ということから地名だろうということで前半の二文字を「渋谷」と推測しています。

 つまり、
「前提」→「地道なデータ解析」→「推測」という流れによりようやく解読できるというわけですね。
まあ、面白いですが実用的じゃないですね。

逆に言うと、モザイクってのはそれだけ解読が難しいということになります。
これからも安心して見せたくない部分には「モザイク」をかけていくといいでしょう。

ちなみに自分は、「ぼかし」や「拡散」を使うことが多いです。 
どちらも復元(復活)、解読する方法があるのかどうかが気になるところ。
今度、機会があったらこれも調べてみようと思います。