そんな時、現在の熊谷市の問題点として必ず出てくるのが元気の無さです。
熊谷市のサイトから人口推移のデータを引用させてもらうとこんな感じ。
via : 平成23年度版熊谷市統計書:熊谷市ホームページ - 人口
△はマイナス、特にここ数年は人口が減り続けています。
以前、参加させて頂いたFacebook交流会で、主催者の龍前氏のお話ですとおとなり深谷市や本庄市、東松山市などと比較すると、熊谷市だけは目に見えて人口の減少が進んでいるとのことを言っておられました。
新幹線の停まる駅で人口が減っているのは熊谷市だけとも言っていましたね。
氏はこんな本も出しているようです。
前者は先日頂いて読ませて頂きました。
書の中で氏は熊谷復活(再生)のための施策として扇状地の特徴を生かした水源の有効利用、そして、空港や港の設置を提言しています。
飛行場を誘致、あわせて利根川に港も設置し、市内には水路を張り巡らせ、ヴェニスやタイのように水の都として観光地としても活かすとの考えのようです。
これもまた一つ、思い切った施策ですが悪くはないと思います。
一方で現在の熊谷市の悪い点も指摘しています。
実は、これに関しては自分も非常に近い考えです。
つまり、現状に満足してしまっている人々が多く、改革よりも保守に回ってしまっているのが現状の熊谷の問題点だとおもわれるのです。
もっとうがった言い方をすると、そこそこ小金持ちが多く、金持ちけんかせずではありませんが、あえて変化を好んでいないのが熊谷市民の総意なのです。
したがって、市長や市議会議員もあえて積極的に改革をすすめない。
当然です、今のままでいいのですから。
ただし、現実的に人口が減り始めている現状から考えると今のままではいけないのです。
熊谷を魅力のある街にして、人口減少に歯止めを掛けないといけない。
ただ、ここでネックになってくるのが自分が印刷会社を辞めた理由として上げた「老害番長」に近い存在。
つまり、ある程度権力を手に入れてしまった中間富裕層なんですよね。
そしてそういった人たちが熊谷市には多い。
一方で深谷市や本庄市、東松山市などはそういった層があまりいないために改革が進み、魅力のある街になってきているのでしょう。
そういう意味では熊谷市の現状は民主主義である限り致し方ないことでもあるのです。
これを変えていくためには若い人たちがこぞって選挙に行って既得権益にしがみついている人たち中心の総意を変えて行かなければならない。
若い人たちが選挙に行こうと思う何か魅力的な施策を打って出なければいけない。
たとえば、「つぶくま」が市長選に立候補するとかw
そういえば、深谷市ではミルクおやじ氏が「ミルクおやじ」として市議会議員選挙に出馬、当選しましたね。
いきなり市長とは言わずに、まずは市議会議員からのほうが現実的かもしれません。
でも、「つぶくま」っていったい誰?