PC遠隔操作事件が白日のもとにさらした、警察の自白強要」といった記事を読ませていただいた。
本文中で
なにしろ自白強要の割合が、尋常じゃない。
13件の偽脅迫メールによって4人が逮捕され、2人が嘘の自白をを強いられた。
その割合、50%。とんでもない数だ。
あきれるというより、怖くなる。
とあるがまさにその通りで怖い。


それ以前にも「足利事件」の菅家利和さんの例、
東電OL殺人事件」のネパール人男性の件、と自白強要により冤罪を生んだ事件は多い。
そして注目すべきはこういった自白強要が社会的弱者に対してより多く行なわれている件だ。

菅家さんは非常におとなしい方だったらしい、ネパール人男性には国籍、言葉の壁がある。
そして今回冤罪にあった方たちの多くは現代日本において最も弱い立場にある年齢層(若年層)だ。
ちなみに今回冤罪被害にあった四人のうち嘘の自白までさせられた一人は大学を退学したらしい。

一方で逆になかなか犯人が捕まらない。犯人にめぼしはあるのに逮捕できない。
そういった相手は社会的強者の場合が多い気がする。

まったく、警察ってのはなんなんだ?
みんな、何のために警察やってるの?
残念ながらまともな人間ほど排除されてしまう。
そんな空気が組織にはあるのは確かだ。

紹介した記事だが文末に
警察の威信は、完全に地に落ちた。
よほどの改革や自己批判、反省を行わないならば、これから警察の作るもっともらしい作文を信じることは、もう、誰も出来ないだろう。
と書いているがこれもまさにその通りだ。

そもそも、最初から国に守られた機関にはそれほど大きな期待はしていない。
問題はこういった機関が野放図にされていること。
個人的には国家権力を検閲する機関を国家権力以外(民間か?)に用意しなければならないと思う。
(これに近い機能が選挙なんだろうなぁ。。)
が、結局のところ日本ではそういった機関も単なる利権の塊になってしまうんじゃないかと悲しくなってしまう。

参考) PC遠隔操作なりすましウィルス事件は自白強要による冤罪が問題だ - Everyone says I love you !