末期になると給料(給与)が遅れたり、社内のキーマン(特に会計に絡んでいる人材)がやめたりといった兆候が見られるようです。
大手であれば、給料(給与)が遅れる前に依頼退職を募る等の対策を施すのでしょうが中小ではそうもいきませんからね。
で、これはある方の体験より学んだ話。
給料(給与)が遅れたらさっさとその会社は辞めた方がいいと思うわけです。
以下、その理由を3つ挙げたいと思います。
1. 社内の雰囲気
とにかく末期の社内の雰囲気は最悪です。給与が遅れているのですから当然といえば当然でしょうが、管理職は経営陣の文句ばかり、経営陣も社員をまるで信用していない。
会社に行くだけで疑心暗鬼の塊に押しつぶされてしまいそうです。
そんな状態で正常でいられるわけありませんよね。
すべてを遮断するか受け入れるしかないのですが、「受け入れること」=「正常ではない」ということ。
こんな世界に慣れてしまってはいけません。
若手社員は比較的穏やかに日々過ごしていますが、生活や人生のかかっている中堅世代はもう、気が気ではないわけで、だからといってこの異常状態を受け入れることはできないのですからこれはもう、辞めた方がいいわけです。
2. 退職金
これが、今、辞めた方がいい理由の最たるものかもしれません。なにせ、給与が遅れているのです、退職金もすぐにはもらえないでしょう。
ただし、会社が出す分ではない保険会社等からもらえる分は間違いなくもらえます。
もちろん、なかなかでない退職金も会社がつぶれる前にしっかりもらっておくべきです。
いつまでも出るのか出ないのか分からない給料(給与)をあてにするよりもさっさとやめて退職金をあてに新しい仕事を探しましょう。
当然、やめるときにどの程度の退職金がもらえるのかは社内の担当に聞いておくべきでしょうね。
過去に倒産後の会社に社員が数ヶ月間にわたって立てこもるなんていう会社(印刷会社)もありましたがこんなのはもってのほかです。
もらえるものだけもらってさっさとやめましょう。
当然、残っている有給も目一杯使うべきでしょうね。
3. 新しい人生
あなたの人生はあなたの人生です。そして、あなたの家族の人生をつかさどっているものです。
会社に捧げる必要は何一つありません。
沈み行く船にいつまでも乗っていてもそれは自分の人生を捨てているも同然。
小さな船でもいいですからさっさと新しい船に乗り換えないと死んでしまいますよね。
別の船に乗り換えるか、救命ボートで逃げ出すか、新しい船を作るかはあなた次第。
会社も一緒です。
給与が遅れた段階で船底に穴が開いてしまったようなもの。
これをふさぐのは並大抵なことではないでしょう。
それでいて賃金が支払われず船乗りのモチベーションは下がっているのです。
いくら大きな船だからといっていつまでもそんな船にすがっていられないことはわかると思います。
以上3点から給料(給与)が遅れたらさっさと会社を辞めた方がいいと思うわけです。
ただ、ここで注意したいのは次どうするのか?
そういう意味では早くから副業をしていたほうがいいでしょうし、また、インターネットインフラを使って新しい職場を早めに探しておくべきでしょうね。
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ただし例外もあります。
その仕事に生きがいを感じている。その仕事無しの人生なんて考えられない場合です。
沈み行く船と共に生きるのもまたよし。船と違って会社が沈んでもまあ、死にはしませんからね。
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