サマーウォーズ」の細田守氏による作品だということで気になっていた「おおかみこどもの雨と雪」をようやく観てきました。
最初、タイトル及びあらすじを聞いたときはこれは無理ある設定だなぁと感じましたが、見終わった今は、これ、本当の話なんじゃないかと思えてきました。
いや、現実の世界に狼男がいるかどうかといえば当然、いないでしょうけれど。。


予告編を見た方は当然わかっていると思いますが、この話は狼男に恋をした女性の話。
学生結婚をした二人の間には女の子と男の子が生まれます。
この二人が狼の遺伝子を持った「おおかみこども」、二人が成長するまでのお話となっています。

これ、精神疾患や障害に置き換えれば十分現実社会でもありうることなんですよね。 
現実社会ではセーフティーネットができているという意味ではちょっと違うかもしれませんが、そういうのがない特徴的な性格(性質)もあると思うんですよ。
そういう目でずうっとストーリーを追ってました。
どうも、物語にあるテーマみたいなものを考えちゃんですよねぇ。

ストーリーはやんちゃな女の子とおとなしい男の子、そしてその母を中心に進んでいきます。
男と女、狼と人間、その狭間で揺れ動く少年、少女の心。
狼として生きていくのがいいのか? 人間として生きていくのがいいのか?
これもまた、性同一性障害等、現実の社会でも十分ありうる話なんですよね。

何はともあれ、観てもらうのが一番だと思うので、まだ観ていない方はとにかく観てください。
声優陣(宮崎あおいさん等)や映像等も見る価値、聞く価値あり、特に、背景は抜群に良かったです。

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