Flashというカテゴリーを作っていながら最近ではFlashに関してのネガティブな記事しか書いていない自分ですが、今回はどちらかというとポジティブな内容。
とはいえ、完璧ではないので個人的には微妙なところですが。。


もう、随分前から出ていたのですが、先日、たまたまお客さんからiPadで見れないFlashをどうにかしてくれという依頼もあって、Adobeが出しているflaファイルをHTMLに変換するアプリ「Wallaby」を試してみました。
なんと、こんなツールが無料で使えるとは。
□ Download Wallaby - Adobe Labs

ということで、さっそくダウンロードしてインストールしたのですがなんと、結局使うことができませんでした。
というのも、CS5以上のflaファイルでないと変換できないとのこと。
自分のパソコンがCS3、そして、会社内でも最高がCS3ということで、これはまずはFlashのバージョンアップをしないといけないようですね。

ちなみに、 「Wallaby」 で変換したファイルは厳密にはHTML5ではないようなのですが、Webkid系のブラウザ(Safari、Google Chrome、等)に対応していて、iPad、iPhoneでもしっかり見れるようです。
一方で、FirefoxやIEではちゃんと表示されないとのこと。
ブラウザを判別して振り分けるという形で対応するしかないみたいですねぇ。

vai : FlashのアニメーションをHTML5に変換するツール「Wallaby」をAdobeが公開 | ClockMaker Blog

なお、もう一つ、Googleのサービス「Google Swiffy」というのもあります。
こちらはswfファイルをオンラインでHTML5に変換するもの。
こちらでしたらFlashのバージョンが古くても変換できましたので、変換時のポイントも含め、別の機会に解説したいと思います。

いずれにしても、これでFlashがなくならないことがよく分かったと思います。
少なくても、オーサリングソフトとしてのFlashは生き残るでしょう。
残念なのは「ActionScript 3.0」ですが、これだって、JavaScriptに近かったりして決して無駄にはなってないと思いますよ。