このブログでは毎年「2ちゃんねる」から引用したブラック企業のランキングを紹介していますが、今年はこちらのサイトのランキングを引用させてもらうのもいいかなぁとも考えております。

□ ブラック企業大賞


こちらのサイトではあらかじめノミネートさせた企業の中からどこが一番ブラック企業か決める形になっています。
ノミネートの選考基準等は選考員の方が決めているようですが、それが大学教授や弁護士等、社会的地位のある方たちということで信憑性高いんじゃないでしょうか?
で、そのノミネートされている企業ですが以下のとおりとなっています。

□ ブラック企業大賞: ノミネート企業一覧&選考理由

1. ワタミ(株)

2008年6月、26歳の女性社員、森美菜さんが入社してわずか2ヵ月で自殺。「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」――亡くなる1ヵ月前に森さんは手帳に書いていた。
最長で連続7日間の深夜勤務を含む長時間労働や、連日午前4〜6時まで調理業務などに就いたほか、休日も午前7時からの早朝研修会やボランティア活動、リポート執筆が課されたりと、森さんの労働には過酷きわまる実態があった。

2. (株)ウェザーニュース

2008年に新入社員(25歳)が入社後半年で過労自殺。予報士になることを小さい時から夢に見ていた社員が、「予選」と呼ばれる試用期間の研修や、上司からの叱責に耐えられず自殺するに至った。(中略)
労働時間が月200時間を超える月もあったことから、2010年6月に千葉労働基準監督署が「長時間労働による過労自死」と認定。(中略)しかし、その後も社員の労働時間など偽装した疑い

3. 「すき家」(株式会社 ゼンショー)

 2008年4月、牛丼すき家仙台泉店で働くアルバイト従業員3名が、株式会社ゼンショーに対し、未払いの本給、時間外割増賃金および紛失立替金の支払いを求めて裁判を提起した。原告ら3人は、2005〜2006年に月間最大169時間の残業をしたが同社は支払いを拒否。また、原告の一人は事実上の店長だった時、店の売上金56万円が紛失したとして賃金から全額を天引きされ、返金を求めたが、同社は応じなかった。

4. 「SHOP99」(現ローソンストア100)(株式会社 九九プラス)

店長は、2006年入社後、わずか9カ月で店長となったが、「管理監督者」扱いで残業代は払われず、店員時代より賃金は8万円も下がった。37日連続勤務など過酷な労働が原因で、うつ状態と診断され、入社から1年2カ月で休職に追い込まれた。

5. 株式会社 すかいらーく

 2004年8月、グラッチェガーデンズ店長だった中島富雄さん(当時48歳)が過労死で亡くなった。直前の月は180時間を超える残業を強いられ、夜中の3時に帰宅して6時30分には出かける日もあった。
上司からは「いやならヤメロ」とか「コジキになれ」などとの暴言を浴びせられる日々だった。(中略)
ところが、2007年10月、すかいらーくの契約店長だった前沢隆之さん(当時32歳)が過労死で亡くなった。前回の過労死で再発防止を約束したにもかかわらず、またもや過労死を出したのである

6. 株式会社フォーカスシステムズ

 亡くなったのは、独立系IT企業「フォーカスシステムズ」(本社・東京都品川区 JASDAQ上場)に勤める、4年目のSEだった。(中略)男性の仕事は3年目に急激に多忙となり、この年4〜6月の残業時間は132時間、206時間、161時間と過労死基準を大幅に超過。年間トータルでは1350時間に達した。亡くなる3ヶ月前の06年7月、同じSEでも従来のウェブ系と全く畑違いの「組み込み系」部署へ異動。だが、この業務では不慣れから納期を逼迫させ、降格も経験。残業時間も8月に130時間、9月も半月で50時間を超え、自宅でも出勤前の朝食時、両親の見ている前で寝入ってしまうことが増えていたという。

7. 有限会社陸援隊および株式会社ハーヴェスト・ホールディングス

乗客7人が死亡、乗客乗員39人が重軽傷を負った「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」(2012年4月29日)。上記2社は、この事故におけるバスの運行会社と、バスツアーを企画した旅行代理店である。
国土交通省関東運輸局の特別監査の結果、陸援隊が「(道路運送法で禁じられている)運転手の日雇い雇用を行っていた」「運転手の過労防止措置が不十分だった」「高齢・初任の運転手に適正診断を受けさせていなかった」など28項目242点の法令違反が発覚。また国交省近畿運輸局が立入検査した結果、ハーヴェスト社にも「委託先バス会社の名前を乗客に事前に知らせていなかった」など複数の法令違反が確認された。

8. 株式会社 丸八真綿

 同社は08年4月、製造部門のベテラン社員О氏に退職勧奨を行ったが、О氏が管理職ユニオン東海に加入して抵抗すると、「森田店」という訪問販売部門を新設し、そこに他の組合員2名とともに異動させた。
さらに同社は09年2月、会社分割により新設した子会社「エム・フロンティア」に森田店の業務を継承。この会社にО氏を強制転籍させると、実体のある事業を何も始めないまま7ヶ月で同社を解散し、О氏も整理解雇した

9. 株式会社 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ (富士通SSL)

長時間労働にもかかわらず会社側は増員することもなく、職場に仮眠を取れるようなスペースもなく、疲労を回復することができない。また、せまい事業所内で人が多く二酸化炭素濃度も高かった。さらにミスが多いと納期に間にあわなくなってしまうため、ミスが許されず精神的負担を強いられる。比較的単純な作業で達成感が得られない。
こうした労働の結果、男性は2003年9月にうつ病を発症してしまい、休職と復職を繰り返すようになり、治療薬を過量服用して27歳で亡くなった

10. 東京電力 株式会社

 2011年3月11日、東日本大震災の後に発生した福島第一原発事故により、広範囲にわたる放射能汚染を引き起こした。その収束に向けての対応、また避難者・被害者への保障についても、2012年7月現在も不十分といわざるを得ず、日本全体の社会、経済に多大な被害を与え続けている。(中略)多くは正社員ではなく、派遣・日雇い労働者によるもので、5次・6次にわたる多重請負の構造がある
ノミネート理由も一部引用(重要な部分は太文字に)させてもらいました。
確かにどこも酷いですねぇ。。 

持論ではブラック企業の原因は無能な中間管理職にあると思っているのですがこの話はまた別の機会に詳しくやらせてもらうこととして、こういう企業をみちゃうとうちなんてまだまだと思ってしまいます。

で、どこに投票したかですが僕はこちらのGIGAZINEさんの記事も参考にしながら最終的には「すかいらーく」にしました。
□ ブラック企業大賞2012にノミネートされた会社リストまとめ - GIGAZINE
理由はやはり二人の方が亡くなっているということとその年齢に注目。
48歳と32歳、どちらも家の中心となって働いている世代。
だからこそがんばりすぎて過労死してしまったのかもしれませんがこうなってくると社会構造にも問題があるような気もします。

なお、投票は7月27日までとなっています。
まだ投票していない方は残りわずか、是非、投票してみてください。
□ ブラック企業大賞