これの原因になったのが、消費者庁の「コンプガチャ」規制報道だったわけです。
□ コンプガチャ規制報道のまとめ - NAVER まとめ
□ コンプガチャ、景表法違反の可能性…消費者相 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
さて、景品表示法違反の可能性があり、DeNA及びGREEだけではなく、コナミ等他のゲーム会社の株価まで落とした程の影響力のあるコンプガチャとはどういったものだったのでしょうか?
ちなみに景品表示法(景表法)とは正式には「不当景品類及び不当表示防止法」といい、
不当な表示や過大な景品類を規制し、公正な競争を確保することにより、消費者が適正に商品・サービスを選択できる環境を守ることを目的とした法律のことです。
で、これに違反する可能性のあるコンプガチャですが、まず、コンプガチャというのは略称で、正式には「コンプリートガチャ」というそうです。
ガチャはガチャガチャ(ガチャポン)のこと。
ガチャガチャってのは分かりますよね?
昔、駄菓子屋さんによく置いてあった当時数十円入れてハンドルを回すとおもちゃが出てくるというものです。
何が出てくるかわからないところが逆に楽しかったりするのですが同じ物が出てきてしまう可能性もあるという少々ギャンブル性のある遊びです。
すべて集める(コンプリートする)ためには結構なお金がかかる可能性があるわけですね。
価格は100円からと上がっていますが今でもショッピングモール等に置いてあります。
で、これの電子版がコンプガチャなのですがそれだけだったら「景表法」に引っかかることはありません。
ガチャガチャが規制されていないのでそれは分かると思います。
ここに更なるギャンブル性を加えたのがコンプガチャです。
例えば、電子だから可能となったまとめてガチャガチャができる機能。
30円で1回できるガチャガチャを3000円で100回分、それも瞬時にすることができます。
例えば、レアアイテムであればあるほど当たりにくくするという機能。
少しずつ当たりやすさを変えていくことで後に引けなくなってしまうようです。
例えば、「今だったら当たる確率が高いよ」と言ったような確率変動機能。
ここまで行くと、パチンコ並ですね。
つまり、そういった電子だからこそ可能となった部分が問題視されているようです。
結果、DeNA及びグリー両企業ともコンプガチャは中止、他の企業も中止の方向で話は進んでいるようです。
□ コンプガチャの中止広がる 現金取引の防止策も :日本経済新聞
ソーシャルゲーム(交流ゲーム)大手のディー・エヌ・エーやグリーなどが課金システム「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」の中止を9日に発表したことを受けて、中止を表明する関連企業が10日も相次いだ。
がしかし、売り上げのかなりを占めていたコンプガチャだけに各ゲーム企業の株価が大暴落したと言うことのようです。
□ コンプ導入前後でガチャ売り上げ15%アップだが──Klab、「違法」報道に見解公表 - ITmedia ニュース
コンプガチャ導入前後ではガチャ売り上げが15%程度アップしているという。このためコンプ制を全廃した場合はガチャ売り上げは15%程度落ちるが、別のシステムを導入することで下落を防ぐことができると考えており、ソーシャルゲーム売上高の下落は5%以下に抑えられるとみている。
リアルなガチャガチャだったらまだしも、デジタルなガチャガチャにお金を支払う心理が今ひとつわからないのであれですが、個人的にはリアルにお金が動くシステムにすれば痛みも分かっていいんじゃないかと思います。
ポイント完全前払いでクレジットやケータイ料金に加算される等の後払いシステムは使えなくする。
デビットカードみたいな感じですかね。
もっとも、そんな風にしたらやる人も減っちゃうのかも知れませんけど。
via : 話題の「コンプガチャ」についていまさら聞けない人のためのやさしい解説 - ガジェット通信
どちらかと言うと、そんなに悪いというほどのものでもないし、規制などの
措置を講ずることが、本当に必要かという考えでした。
私はこういう類いのソシャールゲームはやったことがないのでよく知りませ
んでした。リンク先のガジェット通信の記事は参考になりました。