今までソフトバンクというと電波が弱いというのがネックとなっていましたが、これが解決されるようです。
□ 新周波数、ソフトバンクが獲得へ 総務省29日決定 :日本経済新聞
新たに割り当てる900メガ(メガは100万)ヘルツ帯の周波数は障害物があっても届きやすい特性を持つ。現在、ソフトバンクが保有している1ギガ(ギガは10億)ヘルツ以上の周波数は直進性が強く、障害物があると電波が届きにくい。ドコモとKDDIは800メガヘルツ帯を保有しており、ソフトバンクは通信品質の面で不利だと主張していた。
900MHz帯で通信するにはハードも対応している必要がありますが、iPhoneは既に対応しているために、電波が発射可能となる今年7月25日移行すぐに快適な通信を行うことができるようです。
□ ソフトバンク孫社長「iPhoneの通信環境、7月25日に一気に改善」 :日本経済新聞
米アップル製スマートフォンiPhone 4、同 4Sとタブレット端末のiPad 2は、今回割り当てを受けた900MHz帯に既に対応している。このため、今回の免許により電波を発射可能になる7月25日に、都市部を中心に900MHz帯の基地局を一気に開局すれば、現状でひっ迫している2.1GHz帯から通信を移行させトラフィックの分散が図れる。これらの端末がつながりやすくなる。取り急ぎ都市部のみということですが、これでソフトバンクは電波が弱いという問題に解決の糸口が出てきました。
ちなみに、もう一つ700MHz帯も割り当て予定となっていますが、こちらはすでに900MHz帯を割り当てられたソフトバンクには割り当てられず、docomo、AU、イーモバイル(イー・アクセス)に分けて割り当てられる可能性が高いとのことです。