ついに、当社でもPDFに完全対応したRIP(リップ)を導入したようです。
すでに完全なる印刷離れをしちゃっている僕ですが、ちょこっと小耳に挟んだ話が気になってネタにしてみました。


僕の中では印刷用のPDFは「PDF/X-1a」で決まりとなっていたのですが時代は進み「PDF/X-4」というのが最近では使われ始めているようです。
「PDF/X-1a」と「PDF/X-4」の一番の違いは透明機能にPDF自体が対応したところ。
ちなみにその間に「PDF/X-3」ってのもあって(もちろん、「PDF/X-2」などもあるのですが)こちらと「PDF/X-1a」との一番の違いはRGB画像が扱えることでした。
ただ、ガッチガチな「PDF/X-1a」であれば印刷は安心というのが一般的な日本的企業の考え。
大手印刷通販の「グラフィック」さんでPDF入稿を調べてみるとやはり「PDF/X-1a」での入稿になってましたね。

では、なぜ、「PDF/X-1a」でなく「PDF/X-4」でなんて話が出てきたのでしょうか?

実は、透明機能に対応していない「PDF/X-1a」はIllustrator(イラストレータ)やInDesign(インデザイン)等で書き出ししたときに透明機能を使った部分がラスタライズして埋め込まれます。
その際に、画像を幾つかに分割するのですが、その、境目がプレビューで細い線となって表示されるのです。
ただ、この線の多くは出力時には消えてくれるのですが、中には出力にも反映されてしまうこともあるようで。。
□ PDF画像にヘアラインのような白線が入ってしまいます
□ [1111]Illustrator CS・Illustrator CS2からPDF保存すると画像に白い線が出る | DTPサポート情報ブログ | 印刷通販トクプレ.
そこで、「PDF/X-4」という選択肢が出てきたようです。

ただし、上記リンク先の記事を見てみると、どうも「Illustrator CS」及び「Illustrator CS2」にあるバグのようですね。
「Illustrator CS3」以上、もしくは「InDesign」をお使いの方はひとまず安心しても良さそうです。