ダウンタウン松本人志監督作品「さや侍」を見た勢いで「しんぼる」もレンタルして観てみました。
「しんぼる」ってのは「ちんこ」の事だったんですねぇ。


なぜ、メキシコの覆面レスラー「エスカルゴマン」と松本監督本人が演じる「しんぼるマン(と呼ばせて頂く)」がつながってくるのかはよくわかりません。
「エスカルゴマン」の悲哀を「しんぼるマン」 で表現したかったのかもしれません。

そんな「しんぼるマン」 が「白い空間」から脱出を試みるというストーリー、そのキーとなるのが「ちんこ」です。
「ちんこ」を押すことで何かが生まれ、それを使って脱出を試みる。
「ちんこ」はすべての生命の源。
「ちんこ」がなければ何も生まれず、悲哀に苛まれた状況から脱出することも不可能なのです。

このお話は大きく3つのテーマから作られています。
「修行」に始まり、「実践」、そして「未来」へと繋がって行きます。
テーマは3つですがストーリーのほとんどは「修行」を舞台に進んでいきます。
「修行」8割、「実践」2割、そして「未来」へとつながっていく。
舞台は変わっても「ちんこ」が何かを生み出すというコンセプトに変わりはありません。

「ちんこ」がすべての源になっていて、そう、タイトルの「しんぼる」というのは「ちんこ」のことだったんですねぇ。
「しんぼるマン」 自身がなにかの「しんぼる」という見方もあるかもしれませんが。。
ひょっとすると松本監督はタイトルを「ちんこ」にしたかったのかもしれません。

そんな「ちんこ」映画「しんぼる」ですが、後半は「しんぼるマン」が神格化されすぎてどこかの宗教勧誘映像かと思ってしまうような場面も見受けられました。
コンセプトは良かったかもしれませんけどね。 

やはり、「さや侍」の方が良かったです。