ワードプレス(WordPress)といえばブログ。元々ワードプレスはブログ用CMSでしたね。
それが固定ページ等の機能を搭載し、一般サイトでも使用できるようになりました。
つまり、ワードプレスを使っていてブログの機能を使わないのははっきり言って損してると言う事になります。

ただ、通常のブログの場合トップページに記事一覧を表示させるのですが、「プロットファクトリー」(や「つぶくま」)ではトップページはカスタマイズして通常のWebサイトとして利用してしまっています。
そんな時にトップページとは別の場所に記事一覧を表示させる方法です。
ちなみに今回だけ「プロットファクリー」ではなくたまたま作業が重なった「つぶくま」で解説します。

■ 埼玉県熊谷市のtwitter(ツイッター)ポータル 【つぶくま】


「固定ページ」に直接PHPを書きこむことはできないので、予め記事一覧を表示させるプログラムが書かれたテーマテンプレートを用意して、それを固定ページのテンプレートにするいう考えです。
用意するのはテンプレートと固定ページになります。

といったところでまずはテンプレートを用意しましょう。

テンプレートファイルの作り方

  1. ワードプレスの場合、通常、トップページには最新記事一覧が表示されます。
    従ってベースになるのは改造前の「twentyten」の「index.php」。
    これをコピーし「blog.php」とでも名前を変えてテーマフォルダの該当のテーマ(今回は「tubukuma」)内にアップロードします。
    トップ以外で記事一覧01
  2. ダッシュボードにアクセスし「blog.php」をつぶくまのレイアウトに併せて編集します。
    なお、固定ページで選択することのできるテンプレートにするには「blog.php」の記述をちょっと変えなければいけません。
    トップ以外で記事一覧02
    テンプレートPHPのヘッダー部分にコメント内に「Template Name: テンプレート名」といった記述をしてあげます。
これでひとまずテンプレートファイルはできました。
次に、固定ページを用意します。URLは「blog.html」とでもしておきましょう。

固定ページにテンプレートを適応させる

  1. 固定ページを新規で作成し、URLを指定、内容は何も書かずに右下「テンプレート」を作成したテンプレート(今回は「ブログテンプレート」)にします。
    トップ以外で記事一覧03
以上。
これで、記事一覧が表示されると思っていました。

が、なぜか、今、まさに閲覧しているこの「固定ページ」が一覧として表示されているだけ。
トップ以外で記事一覧失敗例

実はこれは「blog.php」から呼び出され、記事一覧を書き出しすのに使われる「page.php」の仕様上の問題。
「page.php」は「固定ページ」内で呼び出しされた場合、その「固定ページ」を一覧化させるようにできています。
そこで、「page.php」を呼び出す前に、「参照元をブログの記事に変えてくれ」といったようなプログラムを書いてあげなければならりません。

それが「query_posts()」関数。
「query_posts()」をつかうことで呼び出すデータを選択させることができるようになります。
で、今回はその表記が「<?php query_posts( 'post' ); ?>」となり、
これを「page.php」を呼び出す前に書いておけば解決です。
トップ以外で記事一覧解決策

こんな感じ。
トップ以外で記事一覧成功例

最後に作ったテンプレートファイル「blog.php」を紹介して終わりにします。 
<?php
/**
* Template Name: ブログテンプレート
*/
get_header(); ?>

※中略(HTML表記)

<?php query_posts( 'post' ); ?>

<?php
/* Run the loop to output the posts.
* If you want to overload this in a child theme then include a file
* called loop-index.php and that will be used instead.
*/
get_template_part( 'loop', 'index' );
?>

※中略(HTML表記)

<?php get_sidebar(); ?>
<?php get_footer(); ?>

こちらもご覧ください。(追記)
□ WordPress(ワードプレス)でトップページ以外にブログトップを設置する方法【完全版】