「AKIRA(アキラ)」とは1982年から「週刊ヤングマガジン」で連載が始まった漫画で1988年に劇場版が上映されたアニメーション。
大友克洋氏が原作(漫画)、映画監督ともに務めている。
漫画の連載が終わる前に劇場版(映画)が公開されるという珍しい作品で漫画の連載は1990年まで続いた。
■ アキラ
AKIRA DVD SPECIAL EDITION
最近はDVDを借りるにも自分優先では借りられない。
娘も見れるものを借りることが多い。
つまり、エッチなやつなんてとてもじゃないけど借りられないのだ。
先日は「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」(こちらはテレビで放映した長編)と併せて「AKIRA」を借りてきた。
「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」は初見。
タイミングよく放射性物質がお宝という話。
次元vs五右衛門が見物、やはり、五右衛門最強なのか。
ヘミングウェイ・ペーパーの謎 ― ルパン三世 TVスペシャル第2弾 [DVD]
と、こちらの話はこのへんにしておいて「AKIRA(アキラ)」だ。
当時は海外でも評価されるなどアニメとしてはかなり評価の高かったこの作品。
それもそのはず、「AKIRA(アキラ)」が劇場で公開されていた時代はまだジプリ作品も数作出ていただけ。
アニメというと子どものものという考えがまだ残っていた時代だ。
そんな中でどちらかというと大人にも楽しめるアニメということで話題になったのだと思う。
もちろんストーリーもすばらしい。
僕は最初、漫画から入ったのだが漫画を5段階で評価すると☆4.5、いや、☆5あげてもいいくらいハマった。
で、映画だ。
漫画の評価が高すぎたためもあったかもしれない。
当時、映画を見た記憶がない。
ひょっとしたら見てなかったのかも知れない。
で、21世紀になった今、あらためて見てみると「うーんこんなもんだったかなぁ」というのが正直な感想。
何が物足りないのか考えてみた。
まあ、そんなにアニメばっかり見ている方じゃないので素人の戯言だと思って聞いてもらえればいいと思う。
ちなみに、最近見たアニメで印象に残っているのは「イヴの時間」や「サマーウォーズ」、「SAMURAI 7」あたり。
最近のアニメ(こと、SFアニメ)と比較して一番強く感じられるのはインターネットが一切出てこないこと。
そりゃそうだ。
日本で最初のホームページが作られたのが1992年。
漫画が終わってから2年後だ。
ブログもやってネットにどっぶりの僕としてはそこが一番の物足りなさなんだと思う。
加えて今や殆ど絶滅に近い暴走族が主人公というのもピンと来ない。
当時はまだまだそういった人たちが元気があった頃だった。
そして、ひょっとするとこれが最もな原因かもしれないが、技術的に甘い部分があると感じたところ。
これは実は娘が見ている途中でつぶやいた一言で気付かされた。
「このアニメの人、絵が下手だね」
ぶっちゃけ僕はそうは思っていなかったのだが細かい部分でやはり甘い部分があるのかもしれない。
アニメの世界も印刷物同様技術が凄まじく進んでいるに違いない。
20年以上前の作品と今の作品を比べたらさすがに技術に差があるのは否めない。
でも、それを考えるとジプリ作品は凄いなぁと感じる。
今見ても、全く遜色ないもんなぁ。。
と、そんな「AKIRA(アキラ)」だが漫画で☆4.5と言っているだけあってストーリーは秀逸。
是非、まだアニメーションを観たことのない人、漫画を読んだことのない人は体験して欲しい。
ただ、今のアニメーションと比較するとがっかりしてしまうかもしれないので、
出来れば漫画で、アニメを見るときは古典としてみていただくといいかもしれない。
AKIRA(1) (KCデラックス 11)
AKIRA(2) (KCデラックス 12)
AKIRA(4) (KCデラックス 14)
AKIRA(5) (KCデラックス 166)
AKIRA(6) (KCデラックス 339)