そろそろ、PV(ページビュー)とセッション、UU(ユニークユーザ)の違いを明確にしておいたほうがいいかもしれない。
通常、PVとセッションとUUの関係は「PV>セッション>UU」となり、これは絶対変わらない。
そして、それぞれが何であるか理解している人には全く難しい問題ではないはずだ。
それでは、それぞれ何であるのか解説していこうと思う。


PV(ページビュー)とは

PV(ページビュー)というのは単純にページが見られた数のこと。
1人のユーザーが訪れたときに巡ったページ全てがカウントされます。
一般的にアクセス数と言われるのはPVのことで、中でもトップページのPVのことを言うことが多いようです。
昔よく見かけたアクセスカウンタはトップページのPVを表示しています。

PVの説明
上の図のように1人のユーザーが3ページ見て離脱(別のサイトに飛んだり、ウインドウをとじたり)した場合、PVは「3」とカウントされます。

セッションとは

セッションというのは1人のユーザーがサイトを訪れて出るまでを「1」と数えます。
つまり、1ユーザーが何ページ見ようとその数字は変わらず「1」となります。

セッションの説明
この場合、3ページ見ているのでPVは「3」となりますがセッションは「1」です。

UU(ユニークユーザー)とは

UU(ユニークユーザー)というのはその名にユーザーと入っているとおり訪れたユーザーの数を表します。
たとえば1人のユーザーがサイトを訪れて一度出た後に、再度訪れた場合。
セッションは「2」になりますがUUは「1」のままです。

UUの説明
この図ではセッション数と変わりませんがUUとは訪れたユーザーの数になります。

さて、それではそれぞれの数を見てみましょう。
当ブログの例で紹介します。
去年の12月と今年の1月、及び12〜1月を比較してみます。
あることに気づくと思います。

  ユニークユーザ セッション ページビュー
12月度 52,122 56,204 69,651
1月度 69,595 74,999 95,732
12月度+1月度 121,717 131,203 165,383
12〜1月度 120,533 131,203 165,383

さて、なにか気づいたことはあるでしょうか?
考えて見れば当たり前なのですが12月度+1月度=12〜1月度になっていない項目がひとつあります。
それはUU(ユニークユーザー)数です。
なぜなら、1月にも12月にも来たユーザーは1月でも「1」、12月でも「1」とカウントされますが、1〜12月でも同じく「1」としかカウントされないからです。
逆に考えると(12月度+1月度)−12〜1月=「12月も1月も来てくれた人」ということになるわけですね。
このあたりでわけが分からなくなりそうなのでやめておきます。