このアニメは黒澤明監督の「七人の侍」のリメイク作品ながらも舞台を未来に移すことで、オリジナル「七人の侍」ファンだけではなく、むしろ、若年層のアニメファン向けのSF?作品なっています。
本来であれば真のオリジナル「七人の侍」も見ておくべきでしょうがこれは逆に楽しみにとっておきました。
舞台を見た後にあたらめて「七人の侍」、そして、そのアメリカ版「荒野の七人」と見ていこうと思ってます。
□ サムライ 7
□ SAMURAI 7 : アニメ | クラビット・アリーナ (配信サイト/1本210円)
□ 舞台『SAMURAI7』公式Webサイト
さて、さっそくレビューですがネタバレにならない程度にしておこうと思います。
先程も書いたように舞台は未来(大戦後)。
とはいえ、SAMURAIなる人種と、農民、商人、そして天主(アマヌシ)といったように戦国時代の士農工商が再来されたような混沌とした時代。
さらに、体を機械にし、巨大化させた侍「野伏せり」といった存在がアニメファンのツボを刺激します。
もちろん、「萌」の要素もふんだんに散りばめられていたりして。。
そんなアニメなのですがあらすじはさすが黒澤明監督、様々な人間模様が繰り広げられます。
この作品を見て特に感じたのは7人というバランス感。
子供向けの戦隊物やアイドル歌手なんかに3人や5人なんていうのは結構あったりするのですが、そういう場合はどうしても各々の個性よりもチームのバランス重視といった感じの人選だったり、キャラクター付けになっているような気がするんです。
もちろん、個性的な方はいるのですが、それがうまくまとまってしまっているというか。。
ところが、たった2人増えただけなのですが、7人になるとそれがガラっと変わる。
バランスを保つことができなくなり、個性がチームを超えて生きてくる。
そんな気が7人という数字には感じられました。
そういう意味で7人すべてのキャラが生きてきてるんですよね。
黒澤明監督の脚本にアニメのツボ要素を盛り込んだこの作品。
これが、面白くないわけがないじゃないですか!
最後に個人的に好きなキャラをあげさせてもらうと、そうだなぁ。。
キクチヨといいたいところだけど機械のサムライは嫌いだし、
キュウゾウもいいけどちょっとあれだし、ヘイハチの笑顔もいいし。。
ごめんなさい、決められません。
強いていっても「7人全員」ってことでよろしくお願いします。
PS. なんと、プレステでゲームも発売されていたようです。機会があったらやってみたい。
SAMURAI 7(限定版)