あるお客さんからマシンを変えたらFlashの画質が悪くなったとの相談を頂いた。
そこで、該当のFlashを調べてみると以下のことがわかった。

むむむ。。


  • 文字が画像(ビットマップ)になっている。
  • ビットマップの画像を回転させてアニメーションしている。
普段からFlashをバリバリ使っている人にはもしかしたら信じられないかもしれませんが、文字を画像(ビットマップ)のままアニメーションさせることは結構あります。
デザイナーがPhotoshopでデザインしたものをコーダーがそのまま使うことがあるからです。
こういったFlashの場合はアニメーション(拡大・縮小・回転)のときに動きがスムーズに行かずにガクガクすることがあります。
そして、あまり画質のよくないモニターで見ている限りは目立ちませんがむしろ画質の良いモニターに変えると目立ってしまうといったことが考えられるのです。
その場合は以下の方法を試すと解消されます。
  • アニメーションさせる画像にスムージングを設定する。
    1. ライブラリから該当の画像(ビットマップ)を選んでダブルクリック
      スムージングの設定
    2. スムージングにチェックを入れる
  • なるべくパスを使って表現する。文字等はテキストに置き換える。
基本的に文字は画像ではなくパスもしくはテキストにしたほうがいいでしょうね。
他にも画像のフレームとかパス化できるところはしておいたほうがいいです。
実は以前、斜めにビットマップ画像が移動するflashを作ったことがあって、その時はスムージングでも解決せず、画像自体をパス化して対応しました。
できたswfファイルはなんとも重いものになってしまいましたが。。

最後に光彩加工をしたテキストにアニメーションさせたものを「スムージングなし」と「スムージングあり」及びFlash上での「テキスト入力+フィルタ」の3種類の見本をリンクさせていただきます。
スムージングなし
スムージングあり
直接Flash上でテキスト入力
やはり、ダイレクトにテキスト入力したものが一番スムーズに感じますがどうでしょうか?