hidecon6: それにしても、死亡事故をおこしておいてホームページには「弊社印刷機における問題で受注を一時的にとめております」としか書いてないのもどうかと思うぞ。すくなくとも真摯に事実ぐらいは述べるべきじゃないか。 http://ow.ly/1sCAv
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調べてみると以下のような記事を見つけた。
□ 機械に挟まれ男性死亡右京の印刷会社 :京都新聞
22日午前11時25分ごろ、京都市右京区西院月双町の印刷会社「プリントパック」工場で、社員の柳沢裕一さん(26)=同区山ノ内中畑町=が大型プリンターのローラーを交換する際、頭部を機械のリフト部分に挟まれ、死亡した。
右京署によると、同社のマニュアルでは、ローラー交換時には機械を止めることになっているが、柳沢さんは止めずに交換作業をしていた、という。
当のプリントパックはというとホームページ上でお客様に向けて以下のように発表。
弊社印刷機における問題のため、(中略)一時休止させていただいておりましたとのことだ。
まあ、いっていることは間違っていないのだが、死亡事故について一切触れていない。
社員なんかよりもお客様が第一なんだろう。お客様には不安感を与えたくないのもわかる。
なお、プリントパックの内情が少し見えてくるこんなブログを見つけた。
あくまでも噂の範囲内ということを前提に引用させてもらう。
□適当俺コラム&ニュース プリントパック(進洋社)で死亡事故発生
常態的に過酷な勤務を強いていたらしく離職率が高かったり、対応が悪かったりという話がある。(中略)うーむ。
マニュアルには機械を停止して作業するようにあったと言っているが実際の指示は稼働を落とさないために絶対止めるなという指導がまかり通っていたという話もある(中略)
この亡くなられたオペレーターは 2月に入社したばかり。キチンと教育しないまま現場につけてしまっているようだ。
これが事実であればかなり問題のある会社のようだ。
ついでにいうとこの会社、個人的には印刷物にまともな値段がつかなくなってしまった原因の一つだと思っている。
安売りからは何も生まれないのだ。
参考記事
□ 値切りの功罪(大阪府が借金だらけの理由)
□ 印刷会社。未来への道筋
□ 安売り企業はいつまでもつのか?
2ちゃんねるスレッド
□ 【プリントパック】進洋株式会社3【改善】
□ プリントパックってどうかね? (4/3追記)
社長インタビュー
□ 賢者.tv:アジア最大級の社長動画サイト (4/3追記)
最後に、お亡くなりになりました方のご冥福をお祈り致します。
【10月10日コメントいただいたので追記】
□自主! 自立! 自治! 中西印刷労働組合(ブログ版):プリントパックでの死亡労災事故の経過と背景 - livedoor Blog(ブログ)
そして以下の検索結果より10月10日現在も調査結果が実際公開されたのか不明です。
□ プリントパック 事故 調査 - Google 検索
プリントパック自体のサイトはヒットしない。2ちゃんねる系のスレッドが目立つ。
□ site:http://www.printpac.co.jp/ 事故 - Google 検索
2ページヒットするがそのどちらも事故とは関係ないページ。□自主! 自立! 自治! 中西印刷労働組合(ブログ版):プリントパックでの死亡労災事故の経過と背景 - livedoor Blog(ブログ)
同社の木村社長はこれに対し、「あってはならない事故でご迷惑をおかけしている」「対策委員会を立ち上げて今対策を検討している」等と応え、真摯に対応することをその場では表明し調査結果は逐次ホームページ上で公開すると説明しましたが、5月中旬現在その調査結果公開はされていません。記事には5月中旬と書いてありますがこの記事がアップされたのは7月29日。
そして以下の検索結果より10月10日現在も調査結果が実際公開されたのか不明です。
□ プリントパック 事故 調査 - Google 検索
プリントパック自体のサイトはヒットしない。2ちゃんねる系のスレッドが目立つ。
□ site:http://www.printpac.co.jp/ 事故 - Google 検索
□site:http://www.printpac.co.jp/ 調査 - Google 検索
「業界価格を徹底調査」といった文章が目立ったが事故関連のページは一切ヒットしない。
どなたか公表された調査結果をお持ちの方いたらご連絡ください。
2度とこういった事故を起こさないための、非常に重要な資料になると思います。
10月8日において、事故調査結果は公表されていないそうです。(追記)
【11月3日さらにコメントいただいたので追記】
しっかりとした取材に基づく結論をコメントいただいたので本文でも引用させていただきます。
今回の事故は、P社の管理責任不備として決着しましたが、根源的な原因は、印刷機械の安全装置不備の要素が大きいと感じています。
ドイツ製の印刷機では、稼働中、準備での微動中に、事故発生個所には入れないようになっています。
しかし、国産機の多くは、フェイルセーフへの対応が、まだまだ脆弱です。
今回の事故は、稼働準備の微動中に起きたのですが、入れない筈の場所に入れたのと、マシンストップのセンサーが機能しなかったと言う不幸が重なりました。(中略)
事後経過については、遺族の希望で触れないことにしているようです。