最終的にこれに決まりそうなiPhone用ツイッタークライアント「TwitBird」だが、ちょっとだけ注意しないといけないところがある。
それは、新しく追加され、いまだに方向性の定まらない「リツイート」と、こちらも当たらし目の機能「リスト」に関する部分。

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TwitBird側でリストを削除するとTwitter本体のリストも削除される

以前、記事にしたように情報収集のためにリストを作っている僕は、かなりの数のリストと、そこに登録されているアカウントがあった。
twitter(ツイッター)リストの正しい使い方
ただ、数が多いので「TwitBird」で読むと、多少速度が落ちるのが気になっていた。

以前使っていた「TweetDeck」の場合はカラムを削除することでリストを読み込まなくすることができたので、「TwitBird」でも同じようにリストを削除することにした。
ちなみに、リストが一覧表示されている画面で右上「編集」をタップして外したいリストをタップ、「取り除く」で削除ができる。
「TwitBird」リスト削除

その前に「フォロー中のリスト」を同様の手順で削除していた。
フォロー中のリストが一つもないので表示させておくのも邪魔だと感じたからだ。
「フォロー中のリスト」を削除するときも同様の手順で行なうのだが、「取り除く」の部分が「隠す」になっているのが気になっていた。

実は、ここに言葉の罠が隠されていた。
「隠す」で削除したメニューは復活できるが「取り除く」で削除したメニューは復活できない。

つまり、「TwitBird」ではメニューからリストを削除することで本体Twitterサイトからもリストが削除されてしまうのだ。
やっちまったぁ。。

幸いなことに、Webで使っている「TweetDeck」に設定データが残っていたようなので、こちらをみながら今、ちまちまと一人ずつリストに再度登録しなおしている。

このあたり、バージョンアップとともに対応してくれることを期待したい。
つまり、「取り除く」ではなくて「隠す」をリストにも対応させて欲しい。

リツイート(RT)の公開範囲が違う

「TwitBird」は残念ながら今のところ公式リツイートには対応していない。

公式リツイートとは自分をフォローしている人全員に他人のツイートを引用転送できる機能だ。
ただし、コメント等を付記することはできない。

一方で非公式リツイートというのもあって、こちらも同じく自分をフォローしている人全員に他人のツイートを引用転送できるのだがこちらはコメントを付記することができる。

したがって、コメント付きの非公式リツイートにコメントつけてリツイートする。なんてことになると元のツイートが誰のものだかわからなくなってしまったり。。
そういう問題があって、Twitterの公式リツイートはコメントが入れられない形になったのだろう。

さて、もう一つ、リプライという機能もある。
これは、決まった相手(リプライ先)に対するツイートでリプライ先はもちろん、リプライ元とリプライ先両方のアカウントをフォローしている人のタイムラインからも確認できる。

ここで、以前書いたこちらの記事を
コメントを付加するときは非公式RTじゃなくQT
公式RT(リツイート)がリリースされたことで非公式RTのことはQT(クォートツイート)という呼び方にしてはどうかという話。
この中で「Tween」のQTの仕様について触れている部分がある。
実は、「TwitBird」のいうRTがまさに「Tween」のQTと同じで、それは公式RTとは違い、リプライと公開範囲が同じなのだ。

つまり、「TwitBird」のRTは公式RTほどの伝播力がないってことになる。
じゃあ、どうするか?

「TwitBird」リツイート

僕は、公式リツイートと同じような使い方を「TwitBird」でする場合は、一度リツイートした文章をそのまま送信せずに全選択してコピー。
いったん新規ツイート画面を閉じ、新しく新規ツイート画面を表示してペーストしてから送信するようにしています。

こちらも、「TwitBird」が公式リツイートに対応してくれれば解決してくれるんですけどねぇ。

【5月20日追記】
現在のバージョンでは公式リツイート(RT)に対応できています。
リストが削除されちゃうのは相変わらずみたいです。

【6月26日追記】
最新バージョンでは起動時にリストを勝手に読み込まなくなっていることが判明。
これは、またこちらを使ってみてもいいかもしれない。
ちなみに今、「Twitter for iPhone(元「Tweetie 2」)」 をメインで使ってるのですが、これだと曲名つぶやきができないので「TwitBird」と併用していた。