ネタフル」コグレ(@kogure)氏と「みたいもん!」いしたに(@masakiishitani)氏による共著「ツイッター 140文字が世界を変える」と同時にアマゾンで注文したものの配本の関係で先に届いていた津田大介(@tsuda)氏の「Twitter社会論」が読み終わりました。
読み終わって正直な感想をいうと、ますますTwitter(ツイッター)ってものがわからなくなりました。
でも、自分が使いたいように使えばいいんだということも分かりました。

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Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
著者:津田 大介
販売元:洋泉社
発売日:2009-11-06
おすすめ度:5.0
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この本はTwitter(ツイッター)において起きた実際の出来事を綴りながらTwitter(ツイッター)の可能性を探っていく、そんな本です。
著者の津田大介氏は我々とほぼ同世代で、インターネットの成長とともに社会での活躍の場を広げてきた方。
同様に巻末で対談している勝間和代(@kazuyo_k)氏もやはり同世代です。
対談の中で勝間氏も言っていますが、我々インターネット世代での目線ではなく、これからインターネットを使う世代、IT素人世代(同年代でITをまだ活用されていない方たちも含めて)がこのTwitter(ツイッター)というインフラをどう使っていくのかが今後のTwitter(ツイッター)を語る上ではポイントになってくるでしょう。

とした上で、Twitter(ツイッター)をしらない方にTwitter(ツイッター)を説明させていただきます。

まず機能的な部分
  1. 140文字
    Twitter(ツイッター)では一回の投稿で140文字しか使えません。
    この中に記事へのリンクや画像へのリンク、返信先の情報等を盛り込みます。
  2. フォローシステム
    基本的にオープンですが、フォローをすることでTL(タイムライン)にその人のつぶやき(ツイート)=「投稿した文章」を表示させることができます。
    一方でフォローされる=その人のTLに自分のつぶやき(ツイート)が流れる。ということです。
    これは、チャットをしている人がよくみているチャット画面に似ていると思います。
    ただし、完全オープンをお忘れなく。
  3. リプライ
    チャットや掲示板でいうと「>Norisa」にあたるもの。
    要はその人への返信。ツイッターでは「@Norisa」。
    ただし、これも誰でも見れますので注意。
  4. RT(リツイート)
    「同意!!」だったり「誰かに教えたい」と思うつぶやき(ツイート)があったらRT。
    これにより、Twitter(ツイッター)では貴重なつぶやき(ツイート)や面白いつぶやき(ツイート)が瞬く間に広がります。
    なお、最近公式RTが実装され、コメントもつけられる非公式RTと両方が使われているようです。
続いて特徴
文中で津田氏はTwitterの特徴として以下の6つを上げています。
リアルタイム性
強力な伝播力
オープン性
ゆるい空気感
属人性が強い
自由度が高い
リアルタイムだからこそ、情報が早い。
強力な伝播力があるからこそ、みんなに一気に伝わる。
オープンだからこそ、様々なサービスが生まれる。
ゆるい空気感だからこそ、参加しやすい。
属人性が強いからこそ、自己表現しやすい。
自由度が高いからこそ、何をやってもイイ!!
だから何はともあれとりあえずTwitter(ツイッター)はやるべき!!なんです。

後半ではTwitter(ツイッター)の「ジャーナリズム」「政治」「ビジネス」における可能性を述べていますが、これに関しては前述の通りこれからTwitter(ツイッター)を始めるIT素人さんがどういった使い方をするか次第なので割愛させていただいて、一気に「おわりに」まで飛ばせていただきます。

「おわりに」で津田氏はご本人のあるつぶやきを紹介しています。
Twitter / 津田大介: そうか、twitterは思考のP2Pだからおもしろいんだな。
P2Pが分からないと話にならないつぶやきですが、同じく「おわりに」に書かれたハッキングされ流出したツイッター社の社内機密文書の一節にもう少しわかりやすい表現があります。
ツイッターは地球の鼓動(Pulse)になる
そして
単なる情報の「通知(alert)システム」というより。むしろ「神経系(nervous system)」である
。。。
すいません、かえってわかりにくかったですかね?
つまり、「人間の思考をTwitter(ツイッター)という線でつなぎ、それが地球の鼓動になり神経系になって地球を動かす時代がくるのだ」といった感じでしょうか。
でも、現実はこれです。
Twitter / のりさ: おでんなう #twinomi http://flic ...
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とりあえず、津田氏も書いていますが、タイムラインの景色が変わるのが、フォロー数300〜500を超えるあたりだそうなので、フォロー(フォロワーも)をもっと増やしてこの波に乗ってみることにしました。
それがどんな結果をもたらすのかは分かりませんが。。

PS. 津田さんといえば「tsudaる」でしょうという人はこちら