かつては写真屋さんに写真入年賀状を頼む人が多かったみたいだが、デジカメが一般的になり写真屋さんも減ってきている現状、インターネットで注文したり、自分で作ったりしている人も増えてきているみたいだ。
そんななか、印刷会社に直接、年賀状印刷をお願いする人たちもいる。
当社の場合、さすがに個人の方は殆どいないがお付き合いのある会社等意外と需要はある。
今回お話しするのは、そんな印刷会社での年賀状印刷の現状。
ひょっとしたら、びっくりされる方もいるかもしれない。
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まず、年賀状の印刷方法だが3種類の方法で印刷している。
それぞれの利点、欠点等を交え、解説。
1.オフセット印刷
通常の印刷機で印刷する方法。
印刷に時間がかからない反面、部数が多くないとコスト的にあわない。
また、普通紙に印刷するので色が沈んでしまうという問題がある。
「くわえ」が必要になってくるのでフチなし印刷もできない。
2.オンデマンド印刷
おそらく他社ではこの方法がスタンダードなのでは?
こちらも印刷に時間がかからず、版を作る必要がないので比較的少数印刷でも対応可能。
さらに、普通紙に印刷する場合でもオンデマンドはオフセットよりも発色がいいそうだ。
そういった意味で、年賀状印刷はオンデマンドがベストだと思う。
3.プリンター印刷
実は、当社で一番多いのがこのプリンター印刷。しかも、家庭用のインクジェットでの印刷。
一台もしくは二台のプリンターに一人オペレーターがつき、色のチェックをしながら延々とプリントし続ける。
人的インフラによる時間コストの問題があるが対応力と品質に定評あり。
逆に考えると、優秀なオペレーターさえいれば家庭用インクジェットプリンタでも印刷会社品質の年賀状が作れるってことだ。
この3つから内容、量、人手の問題を加味してどちらかに振り分けられているらしい。
なお、多くの年賀状印刷がそうであるようにテンプレート形式となっていて、先方にデザイン、文章を選んでもらう形を導入。
料金は色数によって変わり、1色、2色、フルカラーと高くなっていく。
また、独自デザインも可能だがこちらはもちろんデザイン料もいただいている(筈)。
気になる料金は、当社の場合、他社と比べて決してお安くなかったと思う。
□年賀状印刷の料金相場って? (参考)
とてもじゃないけど比べ物にならないと思います。
【12月2日追記】
四面連刷はがきなんていうものあるみたいです。
断ち落としがないのでフチなし印刷は無理ですが、うちでも使ってます。
便利なはがき‐郵便局 via kwout