最近ではプレゼンテーションの仕事も結構こなしてきています。
そこで、気づいたこと。

プレゼンの極意を盗め!―スライド・動画・アニメなどナマ資料DVD付プレゼンの極意を盗め!―スライド・動画・アニメなどナマ資料DVD付
著者:戸田 覚
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2008-03-07
おすすめ度:5.0
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ビジュアル第一。Flash大好きな田舎モノ 

都内の大手企業ならまた違うのでしょうが地方の中小企業ですと、まずビジュアルで8割方受注が決まってしまいます。
特にFlashは効果的。
カッコよく動くアクションを見せればそれだけで受注をぐっと引き寄せることができます。

ただしご承知の通り「Flash」は「SEO」の敵。
どんなにカッコいいFlashを作っても集客がなければ意味がありません。
ところが、そのあたりを地方中小の社長に理解させるにはかなりの努力が必要。

したがって、「SEO」よりも「ビジュアル」で納得させたほうが都合がいい。
どちらかというと「SEO」はついでになってしまう。
それで顧客も納得するんです。

Webに精通しているものから言わせると、むしろ「SEO」や「ユーザビリティ」の方こそ重要なのですがそのあたりが地方中小の社長にはわからないんですよねぇ。

それから一つだけ落とし穴があるのでご注意。
ビジュアルを作りこみすぎると顧客側から意見が言いにくいと思われることもあります。
実際そういった理由により、プレゼン落とされたことがありました。
もっとも、地方中小ではなく、大手だったのですが。

ではビジュアルに弱い制作会社はどうするの? 

これは、もちろん「SEO」等、集客力で説得します。
そのために必要となってくるのが現状把握。
したがってオリエンテーションの時にでもアクセスログをもらっておくことが重要です。

そのアクセスログを元に現状の問題点を指摘します。
たとえば「検索エンジンからの集客が少ない」や「アクセス数の多いページに問い合わせへのボタンがない」等。
さらに細かい分析をサイト全体は「レーダーチャート」等を使い、各ページに対しては「ポートフォリオ分析」等を使ってビジュアル化します。
具体的な項目に関してはそのうち機会があったら紹介しますね。

現状の問題点を出し切ったところで改善策の提案です。
ここでは特に「ユーザビリティ」と「LPO」に重点を置いて提案します。
つまり、使いやすいページレイアウト。受注につながるサイト構成です。
これを、「サイトマップ」及び「ワイヤーフレーム」で表現してあげます。

その際に簡単な「行動分析(ペルソナ・シナリオ分析)」も入れておくとわかりやすいと思います。
「SEO」なんて説明してもわからないことはあまり触れないほうがいいでしょうね。
もちろん、聴かれたら答える準備は必要です。

かなり大雑把ですがこんな感じにプレゼンしていくといいと思います。

いやぁ、しかし苦労しますね。
こんな世の中ですから綺麗な女性やイケメン男子がそうでない男女に比べて得をするってのもわかる気がします。
でも、本当にいいものは見た目じゃないってことを気付かせてあげないとその人が後で苦労する。
ビジュアル重視の選択が本当にいいものである可能性もありますが、それは単なる運でしかないのだということです。

【今日の言葉】
本物を見極める力を身につけましょう。

なんちて。