「倒産処理手続き」とあるが、いずれはウィルコムは倒産すると言うことなのか？
そこで、かつて「私的整理」という言葉が使われた企業を探してみた。

まず、リクルートの足がかりともなった不動産業「コスモスイニシア」
□私的整理の新手法により経営再建へ、コスモスイニシア | 建設：最新ニュース | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

そして、神奈川の老舗百貨店「さいか屋」。
□神奈川の老舗百貨店「さいか屋」が私的整理、社長辞任へ | 企業・経営：ニュース・解説 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

さらに、直近では「ウィルコム」とほぼ同時期に「私的整理」の方針を示した消費者金融「アイフル」
□アイフル私的整理へ　事業再生ＡＤＲ活用　銀行に返済猶予を要請 - MSN産経ニュース

それぞれのホームページを確認してみると、倒産なんて微塵も感じさせないつくりになっている。
□コスモスイニシア　“一歩先を、つくる。一生涯に、こたえる。”
□さいか屋ホームページ
□アイフル公式サイト-キャッシングローン･消費者金融･カードローン･融資

しかも、コスモスイニシアに関しての記事には「経営再建へ」とある。
そこで、「私的整理」をさらに調べてみると「事業再生ADR」というキーワードが見えてきた。
□事業再生ADRのあれこれ。。｜若手会計士・税理士の社長ブログ

事業再生ADRは、法的手続きと私的整理の間のような手法です。
（中略）法的整理としての代表的なものが昨日の会社更生法と民事再生法です。
（中略）
大まかに話せば、私的整理において、認証紛争解決事業者というのが債務者と債権者の間に入って整理していくということです。

「私的整理」に対して「法的整理」というものがあり、その代表が「会社更生法」や「民事再生法」だということだそうです。
以前、「恒陽社印刷所が倒産」を書いたときに、「民事再生法の適用を申請している状態なので、まだ倒産したわけではありません。」といったご指摘を受けましたが、つまり、「私的整理」というのも同じような事なんでしょう。
同じ記事へのコメントで「民事再生法の適用を申請＝倒産、です」というのもありましたが。。

ただし、「吉野家」のように再建する場合も事実あるわけですので、そうそうに「倒産」とするのはやっぱり間違っている気がします。
見出しとして使うなら「ウィルコム倒産へ」でしょうかね。