NAS(OSが内蔵されていてネットワークにつないでみんなで共有できるHDD)に置いておいた大事なデータが消えてしまったそうだ。
消えた理由はわからない。
なにせ、誰でもどのパソコンでもアクセスできるようになっていたからログファイルを見たところで誰がどうして消してしまったのかわからないのだ。
個人的な推理では、だれかが何かの拍子に大事なデータの入っていたフォルダを後で捨てようと思っていたフォルダに入れてしまい、その後、そのフォルダが中身が確認されることなくフォルダごと削除されてしまったのではないかと思っている。
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もちろん、そんな大事なデータをみんなで共有できるNASに入れるなんて普通じゃ考えられない。
ただ、ネットリテラシーって言葉すらわかっていない単なる作業者として配置されている女の子がうちには結構いて、問題は、高校を出たばかりのそんな子に大事なデータを託してしまった営業にもある。
もちろん、一番の問題は会社のシステムだろう。
そこで何とかして復旧させようとIT系精鋭たちで集まって(といっても2名)ミーティング。
本来であれば業者に出すという選択肢だけですんでしまうのでしょうが、何しろケチケチ経営なのでとにかく安く済ませる方法を模索。
データ復旧ツールで復旧させてみる
Macintoshではかつては「Norton Utilities」、今は「DiskWarrior」。同じくWindowsにも「完全復元」等々データ復旧ツールが存在する。
こいつを使ってNAS内のデータを復活できないか?
しかし残念ながらお手頃なLAN対応のデータ復旧ツールは見つからなかった。
こんなのならあったのですが。
□LAN対応版、ハードディスクデータ復元ソフト | ソフトウェア/開発ツール | プレスリリース | 製品ナビ powered by INCOM 株式会社インコム
分解してセカンダリハードディスクとして接続
次に考えたのが分解してセカンダリハードディスクとしてWindowsもしくはMacintoshに直接接続して復旧ツールで復活させる方法。ただしこれもダメ。
ハードディスクは認識はするのだが今回対象となっているロジテックの「LHD-LAN300GV」はファイルシステムが特殊なためWindowでもMacintoshでもデータが見れない。
仮にこのまま復旧をかけるとおそらくNASとしての機能を果たさなくなってしまう。
ちなみに、通常Windowマシンであれば「FAT32」や「NTFS」。Macintoshマシンであれば同じく「FAT32」か古いので「HFS+」。
NASはPC-UNIX(リナックス等)系だと思うので「ext3」辺りのファイルシステムではないかと。。
□ファイルシステム - Wikipedia 【参考】
ちなみに製品紹介のページには「専用フォーマット」と書かれております。
□NAS - AVサーバ機能搭載 LAN接続ハードディスク - LHD-LANGV - ロジテック
結局業者にTEL
いくつかの業者にあたったのですが、販売代理店から紹介された「グローバルソリューションサービス」ってところが一番明確な答えを出してくれました。その額とは復旧できて25万円+診断料2万1000円。復旧できなくても診断料は取られるといったもの。
他、診断3万、復旧できて10万〜という概算の「パソコン救急バスターズ」(テレビ番組「マネーの虎」出身)や女性に「この機種は痕跡を殆ど残さず削除してしまうので無理です」と言われたらしい「データ復旧センター」(HPに鳥越俊太郎氏登場)など、いずれも高額もしくは難しそうでした。
ということで、残念ながらデータ復旧はあきらめます。
□WindowsからExt2/Ext3のファイルを読み取る「DiskInternals Linux Reader」 - GIGAZINE