みなさん「ノンワーキング・リッチ」って言葉はご存じでしょうか?
経済学者でアルファブロガーの池田信夫先生が考えた造語で、仕事をせずとも高給の入ってくる中高年のことを言うそうです。
社会問題となっている「ワーキングプア」をもじって「ノンワーキング・リッチ」。

ワーキングプア 解決への道ワーキングプア 解決への道
販売元:ポプラ社
発売日:2008-07
おすすめ度:4.5
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そこで、某印刷会社のノンワーキングリッチの一日を紹介したいと思います。
なお、あくまでも噂の範囲ですが彼の年収は2000万ほど。
果たして、2000万円の仕事とはどんなものなのでしょうか?

朝は比較的早い時間から会社に入っています。
軽い朝礼が終わるとまずはミーティングを行います。
このミーティングでは仕事の進行状況の確認を行い、その後、社員教育の一環として「月刊朝礼」を使った感想会(といってもほとんど本人が一方的にしゃべり、周りの人間はただ黙って聞いているだけですが。。)が行われます。
それが終わるとテレフォンタイム。お客さんなんだかお友達なんだかに電話をしまくります。併せて新聞、雑誌を読むことも日課です。
やがて、それに飽きるとお昼が来る前に近くにある自宅に帰ります。
ノンワーキング・リッチのお昼休みは我々一般社員の約3倍です。
ひと休みすると午後は約1時間ほど電車で移動して支社へ向かいます。
支社では、視察および午前中同様、電話をしたり新聞を読んだりしているようです。
しばらくして終業時間を迎えます。
ところが、ノンワーキング・リッチは終業後まっすぐ帰れません。
お客様やお友達と食事をすることも立派な仕事なのです。

彼の仕事?に果たして年収2000万円の価値はあるのでしょうか?
強いて言えば「電話」と「終業後の食事」で大きなお金を生んでいるのかもしれません。
が、それにしても2000万円は大きい。
有能な社員が4人雇えちゃいますよねぇ。

ノンワーキング・リッチ - 池田信夫 blog
私のNHKの同期は、今年あたり地方局の局長になったが、話を聞くと「死ぬほど退屈」だそうだ。末端の地方局なんて編成権はないから、ライオンズクラブの会合に出たり、地元企業とのゴルフコンペに参加したりするのが主な仕事で、「あと5年は消化試合だよ」という彼の年収は2000万円近い。