過去に日本語ドメインのSEO効果について説明しましたが、これはドメインでなくても効果があるようでWikipediaやアマゾンなんかはディレクトリやhtmlファイルの部分を日本語の文字列のURLにしている。
これを実現するには単純にhtmlファイルやディレクトリ名を日本語にしちゃえばいいかというとそうではなく、CGI等プログラムを使ってうまいこと日本語文字列でアクセスできるようにしていることが多いようだ。

検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
著者:渡辺 隆広
販売元:翔泳社
発売日:2008-06-17
おすすめ度:4.0
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はてなブックマークが最近この手法を取り入れたようで、はまちちゃんが以下のような記事を書いていた。
はてなブックマークのやりすぎちゃったかもしれないSEO - ぼくはまちちゃん!(Hatena)
わ…!
やっちゃってるね…、クローキング…。
で、この記事をきっかけに何人かの方がこれはクローキングじゃないよ。クローキングかもしれないけれど多分大丈夫だよ。といっている。
はてなブックマークのSEO手法はスパムか?::SEM R
404 Blog Not Found:「検索ボットのみURI Redirect」はクローキングにあらず

さて、クローキングとは何ぞや?

ここでは一般的な見解とgoogleの見解とのギャップがポイントになってくる。
クローキングとは 【cloaking】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 (一般的な見解)
クローキングとは、Webサーバに細工を施し、検索エンジンの巡回ロボットには一般の閲覧者とは異なる内容のWebページを見せること。
クローキング、不正な JavaScript リダイレクト、誘導ページ - ウェブマスター/サイト所有者 ヘルプ (googleでの見解)
クローキングとは、ユーザーと検索エンジンとで異なるコンテンツや URL を表示することです。user-agent に基づいて異なる結果を表示するサイトは、偽装の意図があると見なされ、Google インデックスから削除される場合があります。
上が一般的なクローキング、下がgoogleの言うクローキング。
両者を見比べると明らかに違うところが一つある。
それは「異なる(略) URL を表示する」という部分。
Googleの説明だとユーザーエージェントごとに「異なるURLを表示する」だけでクローキングになってしまうかのような表記だ。

まさに、はまちちゃんの言っている「はてなブックマーク」のやっちゃったクローキングってのはそのことで、実際は同じ内容のページが表示されるのでクローキングじゃないのでは?というのが弾さん始め大丈夫派の意見。
つまり、実際はユーザーエージェントごとに「異なる内容のWebページを見せる」ことがクローキングというようだ。

僕はと言うとやっぱり「はてな」のは大丈夫じゃないかと思う。
それが証拠にアマゾンの件はスパム判定されていないですし。。

にしても、はまちちゃんも言っていますがgoogleのガイドラインが曖昧なのは困ります。
元が英語なのでなかなかうまく日本語に訳せないのかもしれませんねぇ。