PDFといえばAdobeのAcrobatですが、意外と高額なのが難点。
そこで、今回はPDFファイルを作ることのできるフリーソフト「クセロPDF2」をご紹介。
ちなみに、Adobeで無償で配布している「Acrobat Reader」(現バージョンでは「Adobe Reader」)ではPDFファイルを作ることはできません。
「Adobe Reader」はあくまでもPDFビューアー(閲覧専用)です。

↓できれば欲しい
Adobe Acrobat 9.0 日本語版 Standard Windows版Adobe Acrobat 9.0 日本語版 Standard Windows版
販売元:アドビシステムズ
発売日:2008-07-11
おすすめ度:3.0
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さっそくですが入手先をご案内。
クセロPDF2
ダウンロード後、ZIP圧縮されているので解凍してから「setup」をダブルクリックしてインストールします。
インストール時に「JWord」や「Yahooツールバー」等も同時にインストールするか聞かれるので嫌な人はチェックをはずしましょう。
僕はJWordはもってのほか、他のチェックも全てはずしてインストールしました。
その後、最初起動したとき(印刷したとき)に表示される「シリアル入力」ウインドウの「シリアル番号を請求する」ボタンを押すと「シリアル請求フォーム」がWebブラウザ上で開きます。
フォームに必要事項を入力し「請求」をクリックするとシリアル番号がメールで届きますので、「シリアル入力」ウインドウに入力して「登録」すればOKです。
戴いたシリアルを入力しては大事に保管しておいてください。

それではPDFファイルの書き出し方です。
これが非常に簡単。
プリントアウト時のプリンタ選択の時に「クセロPDF2」を選んで印刷するだけです。
注意すべき点も、PDF設定で「ファイルサイズ優先」か「画質優先」かを選ぶところくらい。
他にもいくつか(セキュリティ設定等)設定できますが、僕は殆ど使ってません。

問題点(「Adobe PDF」との差)
無料でPDFが作れるんだからもちろん「Acrobat」に付属の「Adobe PDF」よりは機能が劣ります。
以下に「Adobe PDF」との大きな違いを紹介します。
  • Adobe系ソフトウェアでフォントやベクトル画像がビットマップ化されてしまう。
    MicroSoft系は大丈夫そう(OpenOffceで確認)
  • PDFに書き出しする作業(印刷)をするとPDFへの変換作業の前にHTMLの広告が表示される。 
致命的なのはベクトル画像のビットマップ化ですが、印刷用PDFじゃなくて校正用だったらまったく問題ありません。
最も、印刷用PDFを書き出すためのDTPシステム搭載のパソコンに「Acrobat」が入っていないわけないですもんね。
ちなみに、今回は営業用「ネットブック」へのインストールで、主な使い道は企画書や見積もりのPDF化。したがって「クセロPDF2」でまったく問題ないんです。
仮にAdobe系ソフトから書き出すとしても校正用PDFであれば問題ないレベルだと思いますよ。