「WordPress」に続き今回はオープンソースのソーシャルネットワーキングシステム「OpenPNE」をインストールしてみました。
その一連の作業に関する覚書。
ドメイン取得、サーバー契約及びDNSの設定までは「WordPress」をインストールしたときに書いた「10分で独自ドメインのブログを作る方法」を参考にしてください。
ただし、今回はサブドメインも設定しています。
DNSの設定。Yahoo!ドメインに代わっていますがやることは同じです。
ステップサーバー側。「http://sns.plot-factory.net/」がSNS用
■OpenPNEソースのアップロード
実は、つい先日OpenPNEはバージョン3.0.1をリリースしています。
ところが、Ver.3からMySQL4.1以降対応となっているようなので、
今回はステップサーバー(MySQL4.0.22)にあわせて最新安定版であるOpenPNE2.12.7をインストールすることにしました。
1. まずはソースをダウンロードして解凍。
詳しいインストール(セットアップ)方法は「OpenPNE-2.12.7/setup/OpenPNE_Setup.html」に書いてあります。
2. 解凍したデータをステップサーバーにアップロード。場所は「sns.plot-factory.net」ディレクトリ内に指示通りに。
なお、実際「http://sns.plot-factory.net/」にアクセスしたときは「public_html」以下が表示されます。
3.パーミッションの設定。これも指示通りに。
■データベースの設定
今回、データベースの設定は一筋縄ではいきませんでした。
1. まずはデータベースを作ります。パスワードを入れて「上記内容でデータベースを構築する」をクリック。
2. 次に「phpMyAdmin」を利用してデータベースの設定をします。
最初にログイン。ここで注意しなければならないのは言語の文字コード。
「OpenPNE2.12.7」はユニコードなのでユニコードでテーブルを作らないとデータベースから引っ張ってきた文字だけ文字化けしてしまいます。
3. 左上のほうにあるをクリックして「照会ウインドウ」を開き、
「OpenPNE-2.12.7\setup\sql\mysql40\install\install-2.12-create_tables.sql」
「OpenPNE-2.12.7\setup\sql\mysql40\install\install-2.12-insert_data.sql」
の順にテキストエディタで開いて、ソースを丸々コピー&ペーストして「実行」。
もしくは、照会ウインドウで「インポートファイル」をクリックし、それぞれのファイルを「参照」「実行」どちらかを行ないます。
これでデータベースの設定も終了。
■最後の設定(以下セットアップガイドに書いてあるとおりです)
1. OpenPNE-2.12.7フォルダに入っている「config.php.sample」にデータベースの設定等を書き込む。
2. サーバー側の「sns.plot-factory.net」に「config.php.sample」をアップし、名前を「config.php」に変える。
3. ブラウザで「http://sns.plot-factory.net?m=setup/」にアクセス。管理IDやパスワード等を設定すればOKです。
■メール送信の設定(追記)
上記の状態ではセキュリティ上の問題でメール送信機能が働かないことが判明しました。
以下のサイトを参考に「OpenPNE-2.12.7\webapp\lib\util\mail_send.php」を一部修正する必要があります。
どちらのサイトのやり方でも可能なので僕はソースをそんなにいじらないという点で後者の修正方法を選びました。
□OpenPneでSMTPを使う @ 土偶StaticRoute
□OpenPNEでメール送信だけができない場合の対処法 - WEB開発おさんぽブログ
■PLOT-FACTORY SNS - クリエイターの交流の場
OpenPNEカスタマイズによるSNSサイトの構築と運営―オープンソース徹底活用
著者:荒木 祐二
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