InDesignどういうことかというと、InDesign CS2よりInBooklet SEといったプラグインが加わり2面付印刷ができるようになったのですが、それで面付けをした状態のまま、出力範囲を指定するということ。
つまり、中綴じ面付けの場合は最初の一枚目にページとしては最後のページがくるのですが、その状態のまま、最初から二枚目までとか、途中から数枚目とかといった指定ができるかということです。


実はこれ、CS2のInBooklet SEだったらできます。

1. 「ファイル」→「InBooklet SE」を選択
2. 「レイアウト」設定で面付けの設定
3. 「印刷」設定で印刷範囲の設定

ところが、CS3になり、プラグインではなく標準でブックレット印刷ができるようになったのをきっかけに「印刷」項目がなくなりできなくなってしまったようです。
(メニューも「ブックレットをプリント」に変わっています)

これには様々な要因が考えられますが、一つにはプラグインから標準装備に変わったこと。
そして、CS2の時は他社の販売している上位面付けソフト「Imposer Pro」のプロモーションもかねていたこと。が考えられます。
つまり、プロモーションを終了させる代償として印刷範囲指定をなくしたということです。
逆に言うと、Adobeが標準装備としてブックレットプリント機能しか得られなかったともいえますね。
ちなみに、今現在、CS2の「Imposer Pro」プロモーション用のリンクをクリックすると以下のページが開きます。
Quark: About Quark - Press Release Detail
Quarkって。。何かもめたのでしょうか?

と、いろいろ推測してみましたが、実は簡単にできたりしませんかねぇ。。

InBooklet SE(レイアウト)InDesign CS2のInBooklet SE「レイアウト」設定画面

InBooklet SE(印刷)InDesign CS2のInBooklet SE「印刷」設定画面

ブックレットをプリントInDesign CS3の「ブックレットをプリント」画面