何度目かのネクスウェイさんのセミナーに参加してきました。
当初、当社唯一のプランナーさんと同行の予定だったのですが、
プランナーさんの都合がつかず、クリエイティブディレクターとの同行に。
大差ないと思われるかもしれませんが、プランニングとデザインとじゃまったく違うので、
できればプランナーさんに同行してもらいたかったです。


【第1部】 効果アップ編

効果の上がるランディングページの作り方

以前ネタにしたことあるので細かい部分は割愛します。
コンバージョン率を上げるランディングページのコツ
というか、一番のポイントであるランディングページの具体的なデザインに関しては、
資料もなく、さらっと流してしまった感じがあったので、やっぱりここで稼いでいるんだなぁと感じました。
つまり、できれば社外秘にしたい部分だと。

具体的な内容に関してはおそらく、上記当ブログの記事と大差ないかと思います。
記憶に残っている言葉として、
「文字で説明するのではなくビジュアルで見せる」というのが印象に残ってます。
SEOを考えた場合は文字が重要になってくるのですが、LPOの場合は文字よりもビジュアルが重要になってくる。
その分、チラシやカタログのデザインに近いのかなぁと感じました。
実際は上記記事にもあるようにチラシ等のデザインとはまったく違うんですけどね。
他にも内容を詰め込みすぎない等など。。上記記事にもありますね。
実は、こんな記事を見つけました。
ネクスウェイ、70の診断項目でランディングページを最適化するパッケージをテスト販売:MarkeZine(マーケジン)
ネクスウェイさんには「LPOパッケージコンセプトシート」ってのがあるそうです。
こちらが少しずつ形になってきて(実績があがっている)いるということではないでしょうか?

それよりも何よりも勉強になったのがサイトの料金です。
もちろん制作料だけじゃなく、企画料やディレクション料も含まれているのでしょうが、
□企業サイトで500万〜1000万円(約100ページ)
□マイクロサイト(一商品に訴求したサイト)で150万〜200万(約10〜20ページ)
□ランディングページ(LP)で40万(もちろん1P)といったお値段。
うちの会社、企業サイトでランディングページ以下のお値段です(爆)
ま、モノもモノなのかもしれませんが。。
ちなみに、印刷物に置き換えると「企業サイト=会社案内」「マイクロサイト=営業資料」「LP=リーフレット・チラシ」といった感じになるそうで、
そう考えると妥当なお値段なんでしょうかね?

ぶっちゃけ1ページくらい1日もあれば十分作ることは可能なんですけどね。
もちろん、印刷会社のビジネスモデル「ただ作る」だけですが。

結果として、ネクスウェイさんにお願いすると「アクション率アップの平均が4.77倍」にもなるそうです。
当たり前のことですがコンバージョン率(ネクスウェイさんではアクション率というようです)があがれば受注率が上がり、その結果、1受注に対する広告費が安く済むわけです。
したがって、お金と時間をかけてちゃんとしたランディングページを作ることが必要だということのようです。

【第2部】 効果測定編

B2Bサイトの効果測定を改善するためのヒント

まず、B2Cサイト(特にECサイト)でよく言われている以下の言葉
すいません。全部知りませんでした。

■属性データ
4Gamer.net ― オンラインゲームプレイヤーの属性データなどを公開――4Gamer読者を通して見る日本のオンラインゲーム市場とは?
要はユーザー(ユニークユーザー)を年齢層や男女、職業等で振り分けたデータのことのようです。
■ボトルネック分析
ボトルネックとは - はてなキーワード
B2Cでいうと、どのページが購入までの足かせになっているか?どのページで離脱率が増えているか等を分析することでしょう。
■ROI分析
ROI(return on investment) − @IT情報マネジメント用語事典
 投下した資本がどれだけの利益を生んでいるのかを測る際に使われる基本的な指標。
つまり、広告やサイト制作にかかるお金とそれによりどれだけ売上増加につながっているかを分析すること。
■間接効果(ポストクリック)
間接効果(ポストクリック)は無視できない!?--広告効果を最適化する方法:前編:リサーチ - CNET Japan
【通常の広告効果】
A・B・Cという広告媒体に出稿し、Aのみで獲得があった場合、Aのみ効果があったと評価する。
【間接効果】
A・B・Cという広告媒体に出稿し、Aのみの獲得であったがアクションを起こしたユーザーはその前にBという媒体にも接触していた場合、Bも広告効果があったと評価する。
TVCMやラジオCM、雑誌広告などではメジャーな考え方らしいです。
直接クリックにつながったリスティング広告だけを評価するのではなく、
ただ、表示されただけのリスティング広告も何らかの効果があるんだよと言った考え。
つまり、小額でちょびっとリスティング広告を出すだけよりも高額をだして多くのリスティング広告を出すほうが間接効果も加えた相乗効果でクリック率が上がる。
■EFO(エントリーフォーム最適化)
【コラム:ユーザビリティ】エントリーフォーム最適化(EFO)〜EFOはコンバージョンをあげる特効薬〜  - Webマーケティングコラム - ユーザビリティ - Webマーケティングガイド┃Webマーケティング情報ポータルサイト
エントリーフォームの使い勝手を上げる。
■ドリルダウン
ドリルダウン|CRM用語集|CRM ソフト Synergy! [シナジー!]
データの集計レベルを1つずつ掘り下げて集計項目をさらに詳細にする操作。
例えば、国別に見ていたデータを都道府県別に集計し直すなどの操作がこれに当たる。
とのこと。
つまり、属性データをさらにドリルダウンする。と言ったような使い方をするんだと思う。
■カート分析
アクセス解析のプロフェッショナルが語るウェブ電話 | Web担当者Forum
カート分析・行動予測
人気商品や一緒に買われる商品を調べることで、仕入れの調整や予測に役立てる。訪問者がどのページで離脱したか、カートを捨てたのかを把握することで、ウェブサイトの弱点や改善点が浮き彫りになる。コンバージョン率の向上にも役立つ
何を一緒に買ったのか? 何をどこでカートから捨てたのか?等を分析。
■パス分析
機能一覧|来訪者行動分析|パス分析1|Web診断ツール−アクセス解析ASPサービス
指定したページに対して直前に閲覧していたページがどこであるかわかります。
なんか、色々あるみたいですが、ここで言うパス分析はたぶん↑これ。
つまりどこが入り口でどこからの流れが一番受注につながっているか等を分析すること。

こういったものにとらわれてはいけないといったところから始まります。
長い前置きすいません。

で、具体的なデータとして提示されたのがコンバージョンレート(CVR)と流入元。
「直接流入(リファラーなし)」や「検索エンジン」はCVRが低く、
「他サイト(リンク)」や「広告媒体」、「キーワード広告」からのCVRが高い。
「広告媒体」や「キーワード広告」に関してはコンバージョンを目的としているので当たり前っちゃあ当たり前なのですが、他サイトにリンクをはってもらうのが重要そうです。
さらにB2Bで重要となってくるのが「訪問あたりの平均PV数」や「訪問あたりの平均滞在時間」。
急進サイトの特徴に「訪問あたりの平均PV数」や「訪問あたりの平均滞在時間」を重要視しているという点が上げられるそうです。
そして、何度も何度も同じ広告を見せることがイメージアップ及びコンバージョンにつながるといったデータ。(Yahoo!の統計データより)
これらをみてみると、通常の営業部員が常にやっているお客様への接触。それをWebサイトに置き換えた。とりわけ「相互リンク(他サイトからのリンク)」がB2Bでは重要といった風に感じます。
といったところで、リンクをはってもらうと効果的なサイトを紹介していただきました。あくまでもネクスウェイの実績ですが。。
1. japan.internet.com
2. bbs7.com
3. search.nifty.com
4. www.atmarkit.co.jp
5. itpro.nikkeibp.co.jp
6. www.intec.co.jp
7. markezine.jp
8. azby.search.nifty.com
それぞれを
A. ディレクトリ登録
Yahooディレクトリやyomisearch等
B. メディア記事
ブログにリンクをはられたり、ニュースにリンクをはられたり
C. ソーシャル系
はてなブックマークなどのソーシャルブックマークやwiki等
D. パートナー
これが相互リンク(他サイトからのリンク)
の4つに分けて考えるとよいそうです。

つまり、良いお客様(流入元ホスト)を見つけることがB2Bサイト効果測定のポイントである。
と言えるかもしれません。

最後に今までふれなかった部分も含め、ポイントをまとめて書き出してみます。

■ランディングページ最適化(LPO)はSEO対策と違いビジュアルで
■リスティング広告は質のいいアクセスを増やすために行なう
■ホームページ(ランディングページ)は作りっぱなしではダメ
■効果測定ではどれだけ良いお客(リンク)がついたかが重要
■即効性があるのはPV数は多いが直帰率の高いサイトの最適化

といったところでしょうか。

関連記事(今回の講師の方の記事です)
BtoBサイトが陥いりやすい罠〜そのLPOでコンバージョンは増えるか?:MarkeZine(マーケジン)
BtoBサイトが陥いりやすい罠〜そのアクセス解析に意味はあるのか? :MarkeZine(マーケジン)
後ほど、こちらを読んでの感想も述べてみようと思います。