技術的には無理じゃないと思うんだけどそのあたりをちょいと調べてみた。
□松下電器、インターネットのできるナビを発売、ただし課題も - ニュース - nikkei BPnet
松下電器産業と九州松下電器は、インターネットを閲覧でき、電子メールを送受信できる携帯型ナビゲーションシステム「ネットワークデルNAVI」を開発、2000年4月1日から販売を開始する。ナビシステムとモニタ、CDドライブに加えて、通信機能を追加したのが最大の特長。DDIポケットが提供するPHSの新しい端末「エッジ」をつなげることで64kbpsの高速通信ができ、インターネット上のホームページを閲覧できるだけでなく、電子メールを受けたり送ったりできる。操作には付属のリモコンを使用、文字の打ち込みも可能だ。2000年の地点ですでに製品はあったようだ。こちらの記事内に普及しない理由のヒントが隠されている。
車中のナビでインターネットやメールを利用する人が実際にどの程度いるかだ。パソコンや携帯が十分普及したいま、新しくナビを使ってインターネットやメールを閲覧する必要性は薄いだろう。個人的には決して必要性が薄いとは考えていない。
車載カーナビといえばもっともオンデマンド性が必要だとおもわれる。
移動している今、渋滞情報がどうなのか?
近場にコンビニ、ガソリンスタンドはないか?
何か面白いイベントを行っている場所はないか?
そして、そういった情報をモニターに広告として流す事も可能なのでは?
次機種でドコモケータイが提供を考えている
利用者の好みや居場所に合わせ、店舗やイベント、地域情報などを自動的に配信する「生活支援型」情報サービスのようなものも車載カーナビにこそ一番適しているような気もします。
□「ドコモ(docomo)」このタイミングで907iシリーズを発表
もっとも一番のネックは通信料だと思われ、それに関しては各携帯電話会社がE-MOBILEやWILLCOMのようにインターネット回線をケータイだけの使用にとどまらせず、パソコンや車載カーナビ等へも安価に提供できるようにすることが重要。
つまり、すべてのモバイル機器をケータイ電話経由でネットにつなげるサービス。それを低料金かつ定料金化させる。
技術的にはBluetooth(ブルートゥース)搭載のケータイ電話が発売されているように不可能ではないはず。
□【カーナビガイド'08夏】ナビタイム ドライブサポーター「車載ナビと共存するケータイナビを」…開発者 | Response.
車載カーナビは今年のモデルから本格的にネットワーク連携へ歩み出したところです□iモードの次はネットワーク対応 カーナビが車載コンピューターに進化 [PDF]
と思ったら、今年あたりからそういった方向性になりつつあるようです。
これからの車載カーナビに期待しましょう。

