ディレクターになり企画書を書くことが多くなった。
おそらくデザインや編集よりも企画書書いているほうが多い。
そこで、いろいろなサイトやお付き合いのあるWeb製作会社などから企画書の書き方を吸収しているのだが、
その中でも「これは!」という記事を見つけたのでご紹介。

企画書は80分で書け! - 「自分という名の会社を経営する −内田隆の"人生のリーダーシップ"」
FPN-バッファ時間の戦略的使用法(続:企画書は80分で仕上げなさい)


さっそく引用させていただきます。
良い企画書は、瞬時にアイデアが浮かんだとしても、それを企画書という形にする前に
今までの経験や自分のビジネススキルを使って最大限に精査する必要があります。
逆に、書くと決めたら、一気に書き始めることです。
とし、
一気に書き上げる理由として
1) 執筆に、だらだら時間を書けると、どこがポイントだったかわからなくなります。
分かります。僕もポイントが頭の中にあるうちに一気に書き上げるタイプです。

2) 忙しい時間に短期でモノをつくりあげる習慣を鍛えることが、グローバルビジネスパーソンとしては必須のスキルでしょう。議論しながら資料をまとめあげようとするMIT外国人留学生のスピード力には、はじめ圧倒されました。
MITの留学生レベル目指してがんばります。

3) これは経験ですが、企画書というものは80分で書こうとすると結構、パワーと論理が必要なのですね。
―中略―
もっと生産的な仕事を他にたくさんできるのに、もったいないと思います。
同感です。

考えるのに時間を費やして実際の作業は一気に仕上げる。
これは、企画書だけではなく、デザインや編集作業にも言えることだと思ってます。
実作業は効率化することでどんどん短縮化できますが、
デザインや企画というのは時間をかければかけるほど質が上がってきます。
できれば、数人で精査し、時間をたっぷりかけて企画、デザインし、
それを一気にパソコンの力を借りてくみ上げる。
これが、ものづくりの今後の形になってくると思います。

さて、タイトルにもなっている80分というのはどこから出てきた数字なのでしょうか?
僕は最近になって企画書を書くようになったので知らなかったのですが、
企画書は90分で書くというのがちょっと前まで主流だったようです。

企画書は早朝書こう日記
企画書を90分で書こう などということです。とくに営業職の人などにはゴシック太字でお伝えしたいことです。

そこで、90分でもまだぬるい。ということで、10分余裕を持って80分という数字が出てきたようです。
そして、その10分こそ重要だというのが続編の趣旨です。
その10分間にやるべきこととは?
1) 80分企画書の見直し (狭義のバッファ)
これがないと一気に質が落ちるので大切です。
バッファ - Wikipedia

2) リリース効果でリラックスタイムとして次の55分、80分に備える
 − 例えば、珈琲を買いにいく
   − 音楽を聞く
   − 目を閉じる
   − トイレにいく
   − 同僚とお喋り (昨日のTVなど非生産を目的としたもの)
   − 同僚とお喋り (A社の動向など生産を目的としたもの)
   − etc
これも大切。
仕事の効率を良くするためにはリラックス(休憩)が必要不可欠なのです。

3) メールをチェックする
   これは、「緊急(その日のうちにやる必要がある)だが、優先度の低い(その日ならいつでも良い)もの」という別のタイプの仕事をすること。これも一種のリリース効果です。
   − 例えば、メールをチェックする
   − 午後の仕事の予定をたてる (何故、朝に一日の仕事の予定を全部たてたのに?と思いの方がいると思います。後日解説します)
   − メールの返事を書く
   − インターネットや雑誌や新聞を読み情報収集
ゆっくりしながらも次の仕事のことも考えておこうといったところでしょうか?

文章読んでみると、シリーズとして書かれているようなので後日まとめて読んでみようと思います。
今回は、特に「企画書の書き方」の部分に注目してみました。