名前をさらけ出して書くということは逆にそれなりにリスクが伴うということなんです。
□ブロガーがマスコミを浄化するのだ!!
□「著名ブロガー死亡相次ぐ」という怖い話
□自分にしか書けないブログを書こう
□livedoor ニュース - mixiへの書き込みで即日解雇
彼はあるコミュニティーに次のような趣旨の書き込みをした。本人により既に削除されたが、できるだけ原文に近い形でここに記す。ポイントとなるのは一点。
「K市の○○病院で当直事務をやっていますRといいます。今月で2階病棟にいるかわいいおねえちゃんが辞めてしまうのでちょっと凹んでます。でも事務所にはO先生の著書がほぼ全部そろっているので、これから全部読破してやれと思っています」
―中略―
「職員の人事情報を外部に漏らすことは重大な問題です」。うん、確かにそのとおり。自分が悪かった。「…というわけで、本日付で辞めてもらいます。これまでいろいろありがとう」。その間10分弱。「ポカーン」である。
「職員の人事情報を外部に漏らしてしまった」ということ。
やめる本人の名前は明かしていないし、おそらく書いた本人も名前は明かしていない。
病院名を明記してしまっているのでこれがいけなかった。
もうちょい掘り下げてみよう。
まず、mixiという閉ざされたSNS内の書き込みであるということ。
そしてその中のコミュニティに書き込まれた記事であるということ。
SNS内のカキコミはそのSNSの会員にしか目に入らない、つまり、会員以外の人間が見ようと思っても見ることはできない。
ただし、mixiほどの規模(会員数約1000万人)になると多くの人の目にはいる可能性は否定できない。
さらに、コミュニティ内での書き込みである。
どれくらいの規模かはわからないがコミュニティによっては殆ど目に入らずに終わってしまう記事もあるはずだ。
ただし、通常コミュニティに書かれた記事は日記と違ってmixiの会員であれば誰でも見る事ができてしまう。
そして、そのコミュニティが医療関係者の集まるコミュニティであったのもポイントだ。
おそらく、上司(かその部下)がたまたま書いた記事に気付き、
医療関係者の集まるコミュニティだったがために「解雇」となったのだろう。
しかし、実際、どれくらいの人数がその記事を目にしたのだろうか?
考えてみると、会社の悪口を書いた紙を道端に捨てただけでも不特定多数の目に入る可能性はあるわけである。
ただ、それがネットだったから「解雇」になった。
(この場合は悪口でもなんでもないのだが。。)
これからますますネットでの書き込みには慎重にならなければならない。
だからといって、そのことが原因でネット社会が衰退して行くようであればなにか考えなければ。。