
実は以前も一度参加させていただいたのですがそのときは詳細までレポートできなかったので、あらためてCS3になって加わった使える新機能を2回に分けて報告させていただきます。
なお、写真は会場となった飯田橋にあるモリサワ本社。
モリサワは元々大阪が本社だったのですが、東京も本社になりました。
■Cs―クリエイティブスイート
まずは、CS3全体に関してのCS2との違いです。
一番の違いはIntelCPUへの完全対応です。(Macintosh版)
元々CS2まではRosetta(ロゼッタ)というエミュレータ上での動作でした。
CS3になってようやくIntelCPUにネイティブ対応しました。
もちろん、動作速度は格段に違うそうです。(特にブリッジはかなり早くなったようです)
さらに、PDFX4での書き出しに対応したのもこのバージョンからです。
そして、今まで以上に各アプリケーション間での連携が強化され、
データ容量や効果の面でEPSファイルを仲介にしようするよりはネイティブファイルを使ったほうがよいとのことでした。
このあたり、実はイラストレータver8+フォトショップver6の頃から個人的にはやってました。
マクロメディアさんとの統合でWeb系ツールとのやり取りも楽になったようです。
■Br―アドビブリッジ
ブリッジに関しては、まずは動作速度が改善されました。
もともと、CS2のブリッジが遅すぎたということもありますが、格段に速くなっているそうです。
さらに、各ファイルの情報が詳しく表示され、aiやpsdなどもどのバージョンで作られているかがわかるそうです。
ところが、aiに関してはver8以前のものに関しては判別できないそうです。
■Ps―フォトショップ
フォトショップに関しては通常版と上位版(エクステンデッド)と2種類になりました。
エクステンデッドではなんと動画からの画像取り込みができます。
それよりもなによりもCS3の目玉はクイック選択ツールです。
これにより、切抜きが格段に楽になりそうです。
さらに、今まで一度かけてしまったら後戻りすることができなかったフィルタ。
これをレイヤー効果のように自在に設定できるスマートフィルタ機能もおススメです。
■Ai―イラストレータ
まずはフォトショップで色相スライダを動かすかのごとくイラストレータで作ったイラストの色変更ができるライブカラー。
これにより、グラデーションマップの色変更も簡単にできるようになりました。
今までグラデーション部分には対応していなかったグレースケール変換もボタン一つでOKです。
また、マクロメディアさんのシンボルの技術をイラストレータにも導入。
ダブルクリックでグルーブのみの編集が可能になっています。
さらに個人的にはこれは大きなことだと思っているのですが、
CS2まではver10以前で作られたテキストを編集しようとすると、
文字間が開いてしまい、再度文字詰めをしなければなりませんでした。
これがCS3ではほぼ解消されています。(カーニングの互換性)
ただしver8にあった(10にもあった?)「つめ」のチェックボックスには対応していません。
他こまかいところでは、
・消しゴムツールがついた
・ポインタを近づけるとアンカーポイントが大きくなる。
・アンカーポイント単位で整列が可能。
・インライン入力のON・OFFの設定が可能。
・マスクボタンでカクハン画像のトリミングが楽に
などなど盛りだくさんです。
こんなところで本日の分は終了。
続きは後日報告します。