コミュニケーション不足について、更に深く掘り下げてみよう。


実は、最近プランナーの人が入って、
僕自身も、当たり前のようになってしまっていたコミュニケーション不足を、
改めて、痛感した覚えがある。

プランニングという仕事はコミュニケーション無しにはあり得ない。
営業と話をし、制作と話をし、お客さんと話をし、
一番いい方法でいいものを作っていくのがプランナーのお仕事である。
ところが、この会社のやり方では、それが不可能だったのだ。
そもそも、制作側がお客さんとコミュニケーションを取ることさえ、
タブーだったのである。
その、パンドラの箱をこじ開けてくれたのが、プランナーさんだった。
今でこそ、そこそこ、制作側が打ち合わせに行くことも許されるようになったが、
恐らく、未だにトップはよく思っていないだろう。

今までは営業と制作とのコミュニケーションがとれていなかったことにより、
お客さんの希望がダイレクトにこちらに伝わらず、
作ったものが無駄になることもあった。
ようするに、時間、人間の無駄がそこで生じていたわけだ。
ところが、トップ及び一部の人間は、
無駄をなくすための打ち合わせ(コミュニケーション)を無駄だと思っている。
無駄な話をするくらいなら、機械を動かせというつもりなのだろう。
よーするに工場生産レベルで物事を考えている。はっきりいってバカである。
ま、昔やそれで良かったかもしれない。所詮印刷工場だし。。
が、それを続けていたらくどいようだが、つぶれる。