バカッターから逮捕までが異例の早さで展開したファミマ(ファミリーマート)土下座事件というのをご存知でしょうか?

まだほんとうに最近の事件で、つまり、コンビニエンスストア「ファミリーマート」の店長が迷惑な客に毅然とした態度で接したところ、その客がキレ、本部の人間まで呼んで説教をタレ、挙句カツアゲ的な行為までを行い、事もあろうにその動画や画像をツイッターやらYouTubeやらにご丁寧にアップしたという事件。
当然通報が行き、彼らはまとめて逮捕とそういう事件です。
□ 痛いニュース(ノ∀`) : ファミマの店員に土下座させ動画投稿、39歳無職男を逮捕 - ライブドアブログ
□ 痛いニュース(ノ∀`) : ファミマ店長土下座事件、新たに39歳アルバイト従業員と10代娘の女2人を逮捕 - ライブドアブログ

おまけに主犯の男性はブログを使って脱法ハーブ(危険ドラッグ)の売買を行っていた形跡があるとのこと。
中には違法なものまでやりとりしていたような書き込みもあるそうです。
□ 探偵ファイル〜芸能&ニュースウォッチ〜/ファミマ店員を土下座させる動画に非難殺到で大炎上!薬物問題に発展か/高橋
この件をツイートした人物のブログに「合法ハーブ店ネットショップ」を開業したとの記述があることが発覚。そのコメント欄にも、「やさいで、4000〜あります」といった隠語を使用した書き込みがあり、違法性を疑われた。

まとめwikiができていたのでこのあたりを読んでもらうと細かいところまでわかると思います。
□ はじめパパ ファミマ店員恐喝土下座強要事件まとめ Wiki*

今回の件は過去にも何度か逮捕されている方が起こした騒動のようですので、
逮捕されようが知ったこっちゃないという思いもあってのバカッターだったんでしょうね。
さすがに、あれだけやって何の問題にもならんとは思わんでしょう。


動画も交え、もう一度事件の復習をしておきましょう。

おそらく、それまでも色々嫌がらせというか横暴は繰り広げられていたんでしょうね。
ついに堪忍袋の切れた店長が商品を売らないと言い始めたところ辺りから動画を撮り始めます。 



で、逆ギレした客側がオーナーや本社の人間を呼びつけ、なんと、7時間以上に渡り、監禁および恫喝を続けるという自体に。





ちなみにこれらの動画をアップしたのは全て加害者側です。(現在はコピー)
自ら自らの犯罪を証明してしまったわけですね。
これは痛い。

さて、本題に戻ります。

今回ターゲットにしたいのは逮捕された彼らではありません。
きっかけを作ったコンビニ店長の態度に対してです。 

どうも、「どっちもどっち」 という意見が多いのですが自分はこの店長の行為、支持します。
言葉遣いや態度には確かにちょっと問題ある部分もあるかもしれませんが、考え方として他のお客様に迷惑のかかる行為を行っている客に対してものを売らないというのはあってもいいんじゃないでしょうか。
よく、頑固親父のやっているラーメン店で汁まで完飲しない人入店お断りなんていうお店があるという話もききますが、むしろそのほうが逆にちょっとやり過ぎな気もします。

つまり、「お客様は絶対」ではないとうことです。
以前、「お客様は神様」ではないという記事を書いたことがありますがつまりそれ。
□ 三波春夫「お客様は神様です」の功罪 - ちほちゅう 

お客様は良きパートナーであるべきであって、神様ではありません。
したがって、最低限のマナーは守ってもらわなければならない。
そして、それができないお客様はお客様ではないんですね。
つまり、そういったお客に対して「ものを売らない」 という選択肢があってもいいんじゃないかとこういうわけです。

まとめると、ファミリーマート土下座事件の店長の対応は正しいと思う唯一の理由は、
「お客様は神様ではない、良きパートナーだから。」
といったことになります。

お金が上下を決めるなんて世の中間違ってます。
最近の若い人たちは比較的そういった考えないのですが、どうも年配者にはこういう考えの人多い。
良くない考え方は淘汰していき、新しい資本主義のカタチを作って行けたらいいですね。