随分前から日本語ドメインってのは使えるようになってはいるのですがどうもいまいち普及しません。
とりあえず、「日本.com」とか、「パソコン.com」とか「和裁.com」とか取得だけはされていても全く利用されていないみたいですね。

そんな日本語ドメイン事情に風穴を開けるかもしれないのがGoogleの始めた日本語トップレベルドメイン「.みんな」です。

□ はじめよう.みんな


実はこういった動きはずいぶん前からあったようで、2012年6月の記事に以下の様なのを見つけました。

□ Google「.みんな」、アマゾン「.家電」など、日本語TLD申請される! | 明日できることは今日しない
昨晩、ICANNが新gTLDの申請ドメイン及び申請者を公表しました。
その中で、Googleとアマゾンが多数のドメインを申請していたことが判明。
そのなかには、「.みんな」(Google)、「.家電」「.書籍」(アマゾン)など、
日本語ドメインも多数。
なんと、2年近く前にすでに「.みんな」をGoogleは申請していたようです。
で、これが実際使えるようになったのが先月16日から。

□ Google、ひらがなgTLD「.みんな」提供開始〜「こっち.みんな」は誰の手に? -INTERNET Watch
グーグル株式会社は16日、みんなのための新gTLD「.みんな」の提供を開始すると発表した。

ちなみに料金ですがピンキリで、
登録料は年間1890円。
ですが、
ニーズが多そうな文字列などは「プレミアムドメイン」としてあらかじめ指定されており、文字列によって登録料が別途設定されている。
とのことで、
 例えば、「internet.みんな」は4万7250円だが、日本語の「インターネット.みんな」になると11万5500円と高額になる。さらに「東京.みんな」などは150万1500円といった具合だ。一方、「党.みんな」はプレミアムではなく1890円だった。
といった感じです。
「東京.みんな」 が150万ってどうなんだと感じますが、別にそんなドメインいらないからまあいいでしょう。

さて、これをきっかけに日本語ドメインがいよいよ脚光を浴びていくような年になっていくのか?
これに関しては実は自分、懐疑的な意見だったりします。 

というのは2012年の上記記事内に書かれた一文。
そして、日本人は誰も日本語ドメインを申請していませんでした。。。

つまり、日本人が日本語ドメインに全く興味持ってないってことです。
むしろ外国の企業などが「.みんな」に関しても取得を進めているようです。
日本語を話す日本人が日本語ドメインを必要ないとしているのですから、
日本語ドメインが広がるわけがありません。

もっとも、最近ではドメインを含むURLにてアクセスする人、ずいぶん減っているみたいです。
自分も、まずは検索してからサイトに飛ぶのが基本ですね。 
ということで、検索エンジン対策としてどの程度有効なのかが普及ポイントになってくると思うのですが、
何しろ、検索エンジンそのもののGoogleが扱っているドメインだけに、期待が持てるんじゃないでしょうか?
もう一つはブランディングかなぁ。英字ドメインよりは分かりやすいのはいいですよね。

といったところで、自分も何か一つくらい抑えておこうかなぁなんて考えてみました。
やっぱり「こっち.みんな」かなぁ。。「パンツ.みんな」とかそっち系になっちゃいますね。 
考えてみると最後に「.みんな」ってくる言葉少ないですよね。 
「みんな.げんき」とか「みんな.頑張れ」とかだったらゴロいいんですがやっぱりドメインって英語向きなんでしょうね。