自分も時々マルチビタミンなどをとっているのですが、なんと、これが実は意味のない行為だったどころか、マイナスになっているかもしれないという記事が少し前、話題になっていました。

□ 「サプリメントは効果なし」米医学誌がバッサリ(田中めぐみ) - 個人 - Yahoo!ニュース
ビタミンやミネラルなどのサプリメントは健康効果がなく、十分な栄養を取っている人にはむしろ害になる可能性があるという研究結果を、アメリカの医師らが医学誌アナルズ・オブ・インターナル・メディシンで発表しました。
(中略)
心臓血管疾患やガン、認知症や言語記憶、心筋梗塞、いずれに対してもビタミンやミネラルなどのサプリメントは効果がなかったとし、過去の研究から、ベータカロチンが肺がんリスクを高める可能性や、ビタミンEや高容量のビタミンAの摂取が死亡率を高める可能性などが明らかになっているため、安易な摂取は避けるべきとしています。

サプリメント
サプリメント / takako tominaga


実は自分も以前まではあまりサプリメントは好きではありませんでした。

ところが、頭が痛い時や体調が悪い時にマルチビタミンを摂取しながら食事を取ることで、
それが軽減されるというのを何度か経験してから摂取するようになりました。
自分の場合は毎日ではありませんが、ビタミン不足による体調不良(頭痛等)を感じている時には摂取しています。

が、前述の記事が間違いないのだとしたら、自分に起きた頭痛の軽減は単なるプラセボ効果だったとうことなんでしょうか?

ところが、この記事に対して不勉強だと言っている人がいました。

□ 「サプリメントは効果なし」記事の不勉強  - 米国統合医療ノート
第1の論文は、マルチビタミンが心筋梗塞を起こした人の再発を防止するか、という臨床研究でした。マルチビタミン群とプラセボ群の間に有意差なし、という結論ですが、実はマルチビタミン群のハザード比は0.89で、有意ではないものの死亡リスクは低くなっています。
心臓イベントの発現を表したグラフも、5年のあいだ一貫してマルチビタミン群のほうがプラセボ群の下をたどり、その差は次第に開いています。
(中略)
第1の論文は、研究計画そのものに疑問があり、効果が見出しにくくなっています。第2の論文は、対象者と使ったビタミン剤に疑問があり、効果が見出しにくくなっています。第3の論文は、逆に一部では効果が否定できないことを認めているのです。
(中略)
この著者は、ニュースのうわべだけをなぞって内容の希薄な記事を書いたばかりか、話をサプリメント全般にまで拡大し、否定して見せました。なんとも罪深いことをしたものです。
つまり、研究結果の一部だけを大げさに表現した元記事を読んだ著者が、ニュースのうわべだけをなぞっただけの、いわゆる煽り記事だったということのようです。

後述の記事の冒頭にあるように、サプリメントは決してプラセボではありません。
ちゃんと効果がありますのでご安心して続けていって下さい。

かくいう僕も、前述の記事を読んでちょっとだけマルチビタミン取るの辞めていたのですが、
後述の記事を読んで、安心して調子の悪い時、ビタミン足りないなぁと感じたときはマルチビタミンをとり続けていこうと思います。

↓ 自分も愛用しているDHCのマルチビタミン