ダイヤルQ2」というサービスをご存知でしょうか?

バブリーな時代に登場し、2ショットダイヤルなどという自宅テレクラやその他アダルト系サービスを次々に生み出していった固定電話を使ったサービスで、援助交際の温床になったり、莫大な料金を支払わされるハメになったりと社会問題にもなりました。
当初は一般情報向けに提供されたサービスだったのですが、アダルト系が伸びすぎて、そういったイメージが定着してしまったんですね。

「0990」から始まる番号がサービスへつながるダイヤル番号となっていて、かつては雑誌広告やら、街中で配られるティッシュやらで「0990」で始まる番号をよく見かけたものです。
もっとも直近では「ドラえもん募金」なんていう募金システムに使われているのを見かけたことがあります。
そういえば、最近あまり見かけなくなったなぁと思っていたところ、なんと、今年の2月をもってサービスが終了してしまうことが判明しました。

□ 「ダイヤルQ2」利用者激減で2月末サービス終了 : SIerブログ

謎の女性たち


これもインターネットの功績?なのでしょうか。

実は、今でこそインターネット界の大物として名高い「GMO」も、最初はダイヤルQ2で大きくなっていったんです。
ダイヤルQ2を利用したインターネットサービスプロバイダ「インターキュー」なんてのもやってましたね。

ちなみに自分もちょこっとだけ遊ばせてもらったことあるのですが何しろ料金が高いのでちょこっとだけしか遊べませんでした。

いずれにしてもインターネットを使えばより格安でダイヤルQ2同様、またはそれ以上のサービスが出来るようになってしまったんですね。
出会い系サイト然り、ライブチャット(ビデオチャット)然り、最近では、無料の2ショットダイヤル(とほぼ同じサービス)もあるくらいです。

これは、たしかにダイヤルQ2必要ないです。

そもそもからして、NTT(旧電電公社)が独自に展開していたサービス。
もう、とっくにNTT一社独裁という時代は終わっているので、ビジネスモデルとして幅広く展開していく方針でもない限り、消え去らざる追えないサービス(インフラ)だったわけです。
まあ、同じようなことがもうすでに始まっていますけどね。
(パズドラの魔法石なんかもケータイ料金に含んで支払うことが可能となっています。)

いずれにしても一時代を築いたサービス(インフラ)がまた消えることになったというわけです。
ツイッターやFacebookなどもひょっとすると20年後には消え去っているのかもしれません。
それは誰にも分からない。だから世界は面白い。