なんと、DTP及びWebデザインツールとして名高い、「Adobe Creative Suite」が次期バージョン(CS7)を出さないという情報が入って来ました。
調べてみると、Adobeのサイト上で以下のように発表しています。

□ お客様へ - アドビからのメッセージ
今回発表したクリエイティブツールとクラウドサービスの統合を強調するため、アドビのクリエイティブアプリケーションの呼称を変更することにいたしました。Creative Cloudに統合されたアドビの次世代アプリケーションは、「CS」から「CC」へと進化します。


どういうことかというとつまり、店頭やネット上におけるダウンロードで販売していた今までの「Adobe Creative Suite」シリーズは6までで終了。
次回からは「Adobe Creative Cloud(略称CC)」としてバージョンを重ねていくということのようです。

「Creative Cloud」ってのはどういったものかというとつまり、今まで(Creative Suite)の時は買取だったアプリケーションが、レンタルになったと考えると分かりやすいと思います。
モノ(CD、DVDやデータ)ではなく、環境(使用権、ダウンロード権)を与えるという考え方です。
支払いも一括ではなく月額になりますが、一方で無償でリアルタイムにアップデートできるといった利点もあります。
Adobeの専用サイトからオンラインで登録、支払いすることでアプリをダウンロード、インストールすることが可能になるシステムです。

なお、「Creative Suite 7」に関しては本文中でハッキリと「リリース予定はない」と書かれています。
CSアプリケーションの次バージョンをリリースする予定は現在ありません
予定とあるところに一筋の希望が。。

実は自分は既にAdobe Creative Cloudを使っています。 
WebディレクターとしてはPhotoshopとDreamweaverくらいしか使いませんが、
講師をやっている関係で、加えてIllustrator、Flash、そして時にはInDesignも使うことがあります。
そういう意味では非常に便利に使わせてもらっています。

ただし、Adobeも本文で言っているようにこれはかなり大きな変革になると思います。
クリエイターとしてよりも講師としての方が影響が大きいくかもしれないですね。
これをチャンスと捉えるのか? ピンチと捉えるのかはまあ、本人次第でしょうけど。

といったところで、Adobeの発表からの引用の言葉でもって締めさせて頂きます。
Creative Cloudはその中でも最大の変革であり、クリエイターの皆様においてはあらゆる疑問や不安を一時は引き起こしてしまうかもしれませんが、この変革が今後のクリエイティブ業界の発展に大きく貢献すると硬く信じています。
僕も信じています。