なんか、似たサイト名過去にもありましたよね。
それは、「予告.in」。ネット上で殺害予告等をした書き込みがあれば、それを集めてその後の動向までチェックするサイトです。
今回登場したのは体罰を受けたら報告するサイト「体罰.in」。
「大阪市立桜宮高校」の例の事件を受けてのサイトオープンなのでしょうが、新たな社会問題の火種となりそうで注目しています。

■ 体罰.in - 体罰被害の収集・告発サイト 


ちょっと覗いてみると意外と活発に書き込み等がされている様子。
書き込みに対して「悪質」か「セーフ」かポチッとでき、これはだれでも何度でもできるみたいです。
比較的自由に書き込みもできるみたいで、あまり体罰とは思えないようなことも書かれてました。
投稿された被害情報は、完全な匿名で各都道府県の設置する通報窓口に情報提供されるとのことですが、全部が全部提供されるというわけではないんじゃないかと思います。

in
スマホに最適化されたデザイン。パソコンでも普通に見れる。

ただこのサイト、唯一かつ致命的な問題点がひとつあるんですよね。
それは、自己申告であるということ。
それどころか、おそらくチェック無しで公開されちゃっているみたいですね。

というのは、 
このサイト… 虚構新聞じゃねーか
といった記事や、
宿題出された
なんてのも掲載されているから。

と思って色々調べてみると、なんとこのサイト、オープン前から話題になってしました。

□ 体罰被害申告サイト「体罰.in」公開 匿名でも通報可能
インターネットベンチャー企業「ドランゴ」は17日、学校内における体罰被害を申告・通報できる体罰被害申告サイト「体罰.in(ドットイン)」を公開した。教師から受けた体罰を書き込むと、該当する地域の教育委員会に通報できるほか、「デイリー体罰」として、体罰を行った教師や指導者の実名がツイッターやフェイスブックなどを通じて早急に拡散できる機能も設けた。
この記事、かの有名な「虚構新聞」の記事です。
つまり「嘘」。
ただ、これが現実になってしまったわけですねぇ。。

ちなみに嘘が現実になってしまったことを受け、虚構新聞側は以下の様な記事をアップしています。

□ 虚構新聞デジタル:18日付「体罰.in」記事についてお詫び
昨今、頭を丸めることで反省の気持ちを伝えるのが流行っていることから、社主も頭を丸めました。これで今回の誤報をお許しいただければ幸いです。
虚構新聞なので真実を報道してしまったら誤報になるわけです。
昨今云々の部分はこちらを参考に。

そういう意味ではこの記事を受けて付け焼刃的に作られたサイトのような気もします。
まあ、嘘から生まれたトンビが鷹を産むという言葉もありますので、
あっという間に無くならないように注目してみたいと思います。

注)この記事は一部「嘘」が含まれています。