大学のシステムに脆弱性を発見し、それを報告した学生が、
改善を確認したがために退学処分になってしまったという事件がカナダはモントリオールで起こったそうです。

□ 大学のシステムに脆弱性を発見し報告した学生が退学処分に : ギズモード・ジャパン


いやまさに「正直者はバカをみる。」とはこのこと。
ただし、彼の場合は確かに深入りしすぎてしまったのかもしれません。

というのは、脆弱性を報告後、その脆弱性が修正されているかを確認しに行ってしまったのです。
まあ、気持ちはわかりますがこれが脆弱性を修正している企業にとってはハッキング行為と取られたようです。
で、これを重大に受け止めた大学側が彼を退学にしてしまったという。。

なんとも不幸なことですが、これは3者(報告した学生、大学、セキュリティ企業)の価値観の相違等が生んだ悲劇だと思います。
それぞれ、決して間違っていることはしていない(と本人たちは思っている)ところがポイント。
  • 「報告した学生」は完全に理性に基づき行動を起こしています。
  • 「大学」は法や規範を第一に物事を決めています。
  • そして「セキュリティ企業」は当然ながらお金やビジネスのために動いています。
この、3つの存在と3つの価値観が咬み合わないからこそ、最も弱者である「報告した学生」が被害を被ってしまうわけです。
なんともはや。

法や規範、そしてお金が何のために存在しているのか? 
これを考えれば自ずと変えなければいけない部分も見えてくると思います。
ただ、これがなかなか変わって行かない。

まあ、そんな社会だからこそ、余計なことはしないほうがいいという流れになってしまう。
そして余計なことをしないことが実際、今の社会の仕組みでは一番の得策なんですよねぇ。。

ああ、つまらん。